おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

Apple の塩対応にもう iPhone は買えないと感じ、Apple の終焉は近いと改めて感じてしまった

妻が昔使っていた iPhone5 を自宅で娘が Wi-Fi環境で利用しておりました。

ところが、少し前から、異常な電池消費が行われるようになり、さらに数日前から、ライトニングケーブルをさしても、一切充電されないという現象が発生しました。
経年劣化かとも思ったのですが、それにしてはあまりにも突然死すぎます。

これは何かバッテリー部分に問題があるのではないかなぁと思いつつ、そういえば iPhone5 は確かいくつかの不具合でリコールがあったなぁと思い出し、調べてみることに。

すると、やはり記憶していた通りで、iPhone5 はバッテリー周りに不具合があり、リコール対象となっておりました。
Apple 修理サービスプログラム - Apple サポート

以前、iPhone5 のスリープボタンの不具合でリコールが発表された時は、すぐに気付いてApple ストアに持ち込んだのですが、現象が確認できないからと言われ、交換を受け付けてもらえませんでした。
Apple 修理サービスプログラム - Apple サポート

今回は実際に不具合の現象が発生しているので、受け付けてくれるはず。
そして、無償交換ならばと Apple ストアのサポートで予約して、実際に iPhone5 を持ち込むことにしました。

当日、お店に到着すると、入り口で予約していた旨を伝え、受付してもらうのを待ちます。
店内は多くの人でにぎわっており、そのうち、果たしてサポートを受けに来たのはどれぐらいかは分かりませんが、結構待たされそうな予感。

待つこと15分程度。
予約していた時刻から10分遅れぐらいで、担当者に呼ばれて応対してもらうことができました。

状況を説明し、iPhone5 の本体番号から、購入時期を確認するスタッフ。

そして、スタッフの口から出た言葉に我が耳を疑いました。



この交換プログラムには期限が定められていて、最初の購入から3年以内の端末のみが無償交換の対象だと。
サイトにも書いてありますと見せてもらうと・・・確かに一番下にその旨が書かれておりました。
そして、妻の iPhone5 は購入から4年経過しているので、有償修理となるのだとか。

てっきり無償交換してもらえると思ったので、わざわざ足を運んで持って来たのに、この仕打ち。
確かに、サイトをちゃんと見ていなかった私にも非はあるのですが・・・

せっかく予約して、時間を使って待っていたので、もし修理に出す場合は、いくらかかるかと聞いてみたところ、だいたい7800円ぐらいかかると言われました。
さすがに 7800円も出す気にはなれず、結局はお店を後にして、そのまま引き返してきました。

それにしても、不良品を販売しておいて、交換期限過ぎたら有料になるというのは、どうなんだろうと思ってしまいます。

スリープボタンの交換プログラムが発表された時は、持ち込んだ実機に現象が発生していないため、交換できないと言われ、今回は電源周りで現象が発生したので持って行くと、交換期限を過ぎているから有料と言われる始末。

スリープボタンの不具合にしても、バッテリーの不具合にしても、問題は製造したメーカー側にあるわけです。
それを、交換期限が過ぎたからと有償交換にするのは、メーカーの姿勢として、どうなんだろうなぁと。

不具合が発生していると分かった以上、現象が発生していなくても、即時交換してくれるか、対応期限を設けずに対応してくれるか、どちらかを行うべきなのではないかなぁと思うのですが・・・

はっきり言って、リコールが発生する不具合というのは消費者側には責任はなく、完全にメーカー側に瑕疵責任があるわけで、それをユーザー側の責任になすり付ける企業姿勢としては、ひどい話だと思うのですが、どうなのでしょうか?

消費者庁に相談してみるのも手なのかなぁと思ってみたりします。

私が愛用していた頃の Apple の姿はもうないのかもしれません。

数年前、初代のiPod nano も同様のバッテリーに不具合があって、発売から 5年以上経った後でも、無償交換してもらえました。
iPod nano 交換プログラム - Apple サポート

しかも、交換に出した際には初代の iPod nano は交換品がもうないからという理由で、その当時の最新の iPod nano と無償交換してもらえました。

その当時の Apple神対応には驚きと共に、さすがは Apple これからも信頼して Apple の製品を買い続けようと思ったものです。
ところがそれからわずか5年足らずで、当時からは想像もつかないほどの塩対応。

というか、無責任すぎる対応には、これが同じ会社の対応かと思うほど。
企業のトップが変わると、企業もここまで変わってしまうんだなぁと悲しくなってしまいました。

iPhone のひどいデザインに平気でGOをかけたり、使い勝手が劣化した端末を過去最高と自慢したり、iOSのリリース時の品質が悪化したり、さらにはリコールに対しての対応のひどさ・・・

現状ではすでに iPhone だからという優位性はもうほとんど存在していない状態。

むしろ、ユーザーが享受できるサービスというかエクスペリエンスは、Android にも遅れているとも言えます。

おサイフケータイへの対応も、結局は Apple Pay 経由の妙な仕組みなので、ICOCA 以外のサービスの開始は不透明な状態。
しかも ICOCA でも Androidガラケーでは利用できるのに、iPhone7 では利用できないサービスがあったりもする中途半端な状態。

防水も Andorid ではとっくに実現されていたのに、いまさら感が否めません。
ちなみに、水濡れによる損傷は保証の対象にならないという何のための防水か分からない対応。

デザインもイマイチで細部の詰めが甘く、好きになれるようなものでもないですし・・・

そういうことを考えて行くと、何の為にわざわざ iPhone を選ぶ必要があるのか疑問に思えて来ます。

やはりそろそろ iPhone を止めて、Android に移行するべきタイミングなのかもしれませんね。

マシンも Mac を利用しておりますが、このところ毎年のようにOSが使わない機能を付加した意味のないメジャーアップデートされております。
これも、メインで利用しているソフトが、OSのアップデートに付いて行けないことがあったり・・・
必然性を感じないアップデートばかりで、ユーザーとしては非常に困惑しております。

こんな状況が続くようであれば、次は再び Windows マシンに戻るのが、正解のような気もしてきました。

実際に、Mac を利用し始めた理由も、iPhone用のアプリを作るためということろからスタートしているので、自分が利用する端末が iPhone でなくなれば、アプリも作らなくなる可能性もあります。
そうすると、わざわざ Mac を利用し続ける理由も希薄になっていくかなぁと。

Mac の方は現状で特に使用において支障が出ているわけではないので、即時買い換えということはありませんが、次回買い替えの際には、もしかしたら再び Windows マシンに戻るかもしれません。

まぁ、私が Apple に愛想尽かしても、Apple にとっては痛くも何ともないのかもしれませんが・・・
私一人だけではなく、多くの人がそう感じるようになれば、本当に Apple の終焉は近いのかもしれないなぁと残念に感じてしまいました。

以前、Apple が苦境に立った時、救世主のように現れて会社を立て直したかの人は、すでにこの世を去ってしまっており、そのような奇跡は2度とは期待できない状態。

多くのユーザーが私が感じたことと同じことを感じて、そっぽを向かれる前に、Apple には姿勢を正して、立て直してほしいなぁと思います。