日清が自社の失敗を惜しげも無くさらしたカップ麺のシリーズ「日清の黒歴史」シリーズ。
個人的には気になっていて、3種類のうち、すでに2種類まで食べておりました。
ken-s.hateblo.jp
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そして、ようやく最後の1種類「どん兵衛 だし天茶」を食べることに。
これまでに食べた2種類については、黒歴史になるほどマズいとは思えないできだったので、なぜこれが売れなかったのか、むしろ不思議な感じでした。
そして、今回の「どん兵衛 だし天茶」についても、個人的には美味しそうに思えたので、買ってみました。
売れなかった理由として書かれているのは、
だし、天ぷら、お茶漬け、結局何味か伝わらなかった。
ということですが、「天ぷらだし茶漬け」と言われれば、何となく想像がつくように思えるのですが・・・2002年当時は、伝わらなかったのかもしれません。
開封してみると、中には小袋が2つ。
かやく入り粉末スープと、のり天です。
麺は普通のどん兵衛と同じに見えます。
小袋はどちらもお湯を注ぐ前に入れるということなので、まずはかやく入り粉末スープを麺の上に入れます。
パッケージには「のり天」とはなかったので、てっきり天かすぐらいが入っているのかと思っておりました。
そして、お湯を注いで5分待ちます。
5分が経って、出来上がったのでフタを開くとこんな感じです。
フタを開くと、ダシの香りが広がります。
その中に、少しワサビの香り混じっていて、なかなかに食欲をそそる香りです。
普通のどん兵衛よりも少ししょっぱさが少ないように感じます。
醤油の味を少し控えめにして、だしの味が感じられるようにしているようです。
食べていると、ワサビの香りはするのですが、ワサビの味というか、辛さは全く感じません。
具材ののり天は、のりの味がしっかりとあって、天ぷらというよりも、天かすっぽい感じの味がします。
全体的には、良くまとまった感じではありますが・・・
何となく少々物足りない感じがします。
おそらく、具材の「のり天」が少し迫力に欠けているからかなぁと。
他のどん兵衛シリーズだと、きつねうどんの場合は、大きなおあげがのっていたり、天ぷらうどんだと、大きなかき揚げがのっていたりします。
どちらも、麺を食べるために、大きな具材を少し横によけながら、うどんを食べて、合間に具材をほおばって・・・という食べ方こそがどん兵衛らしさのように思います。
しかし、この「どん兵衛 だし天茶」は、メインの具材である「のり天」があまりにも小さいので、ちょっと売りとなるポイントが弱いかなぁと。
天ぷらうどんのように、大きなかき揚げを載せてくれれば、かなり良かったのではないかなぁと。
具材の少なさのせいか、1杯食べただけでは少し物足りなさを感じてしまいました。
それならばと、せっかくの「だし天茶」味なので、麺を食べた後の残ったスープに、ご飯を投入して食べてみると・・・
本当のだし天茶になって、結構おいしく頂けました。
個人的に感じたのは、これが売れなかった理由は、具材の弱さにあるのではないかなぁと。
具材がもっと他のどん兵衛シリーズ同様に、しっかりとしたものが入っていれば、結構売れたのではないでしょうか。