先日、ソフトバンクがIPO(株式新公開)が行われるということで、ブックビルディング(抽選申し込み)に申し込んでおりました。
ken-s.hateblo.jp
しかし、明日(2018年12月7日)の抽選を前に、私はその申込をキャンセルしました。
理由は、今日(2018年12月6日)の午後から発生したソフトバンクの通信障害。
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午後2時前ごろから全国各地で発生した通信障害が、結局復旧し始めたのが午後6時ごろ。
さすがに、通信会社にも関わらず、IPO(株式新規公開)の直前に、大規模な通信障害を発生してしまうというのは、どうなのかなぁという事で、会社に対して個人的に不安を覚えたためです。
IPOという会社にとっての大きなイベントの前に、このような大規模なアクシデントを発生してしまう会社というのは、果たしてどうなのかなぁと。
発生当初は原因も不明で復旧時期も不明という状況に、果たして契約者はどのような印象を持つかなぁと。
総務省からの過度な端末割引の是正のニュースと、今回の大規模な通信障害という事案を見ると、通信会社としてはかなり無理な経営を行っているのではないかと危惧してしまいます。
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となると、株式が公開された後でも、同じような状況・・・株式公開した以上、株主に対しての責任として、これまで以上に利益を追求する必要が出て来るので、これまで以上に無理をすることになるのではないかなぁと。
個人的には、購入した株式については、基本的に中長期でホールドしたいと考えております。
しかし、ここ数日のニュースなどを見ていると、中長期で保有するには、少々危険度が高いのではないかなぁという思いが強くなってしまいました。
ソフトバンクグループとしては、通信以外に色んな会社への投資などで、トータルで利益が出て来るのかもしれませんが、通信子会社としてのソフトバンクだけで見た場合には、投資対象としてはリスクが大きいのではないかというのが個人的な感想です。
これまでに携帯電話大手3社と、時期をずらして契約したことがありますが、私が契約していた頃のソフトバンクは、他の2社に比べて、電波の繋がりも悪く、お客への対応も良くないという印象があります。
IPOということで、会社の株価が売り出し価格よりも大きく上がることを期待できるからと有名なソフトバンクに投資してみようかと思って申し込んでみましたが、じっくりと落ち着いて考えてみると、それ以外の点では通信会社としてのソフトバンクに、他社と比べた時の大きなアドバンテージが見当たらない状況。
そう考えると、ソフトバンクのIPOに申し込むだけのメリットが見当たらないかなぁと。
さらには、公開直前でこのような大失態を見せたソフトバンクの株が、2018年12月19日の公開初日から株価が上がるとは思えないかなぁと。
となると、IPOの売り出し価格で買うよりも、公開初日で買った方が安く仕入れることができるのではないかなぁと。
ただ、1株1500円を出すだけの価値が、果たして現在のソフトバンクにあるのかは個人的には疑問ではあります。
同じ1500円出すなら、他にもっと優良な会社も存在しているのではないかなぁと。
ということで、わざわざ証券会社に入金して、IPOを申し込んでみたのですが、申込を取り消す事にいたしました。
当然、これはあくまで私個人の感想というか考え方。
儲かると思われる方は、そのまま申し込まれた方が良いと思います。
ご自身のご判断で投資されれば良いのではないかなぁと。