サムスンがアメリカのサンフランシスコで開催された「Galaxy UNPACKED 2019」にて、スマートフォン「Galaxy」シリーズの最新モデルが発表されました。
折りたたみ機能を持った「Galaxy Fold」と、従来シリーズの最新モデルである「Galaxy S10 / S10+ / S10e」。
www.galaxymobile.jp
他にも、「Galaxy S10 5G」という5G(第5世代の携帯電話向け通信システム)対応の端末なども発表されました。
個人的には「Galaxy」シリーズはこれまで一度も買った事がないのですが、アプリの開発テスト用として使った事はあったりします。
「Galaxy SIII LTE」は発売当時では、比較的素直なAndroid端末で、開発テスト用としては使いやすい印象でした。
「Galaxy S7 edge」ぐらいから、画面端までタッチパネルを広げた結果、持っただけで意図しないタップ判定が入って非常に使いづらいという印象になってしまいましたが・・・
ただ、個人的には、「Galaxy」シリーズについては、それほど思い入れもないので、新モデルが出てもあまり注目しておりませんでした。
しかし、今回の最新モデルの発表では、個人的に少し気になるモデルが出ておりました。
なので、その辺を少し記事にしてみようかなぁと。
あくまで発表されたニュース記事を見ての印象なので、実際に店頭で触ってみると、また感想は変わる可能性もありますが・・・
Galaxy Fold
外側には4.6インチディスプレイ、内側に7.3インチの折りたたみできるディスプレイを備えた「Galaxy Fold」について。
モデルとしては面白いと思いますが、購入するのは少々不安かなぁと。
ディスプレイの折りたたみ部分の耐久度やタッチ反応に不安を覚えるので、まだ買うには至らないかなぁと個人的には判断したのでパス。
Galaxy S10 5G
「Galaxy S10 5G」についても、5G対応ということですが、国内での5Gのサービスがスタートしていないことを考えると、まだ早いかなぁと。
5Gのサービスがスタートして、対応端末が出そろった段階でないと判断は難しいのでこちらもあまり興味はありませんでした。
Galaxy S10 / S10+ / S10e
「Galaxy S10 / S10+」はディスプレイサイズの違うモデルですが、基本部分ではほぼ同じ仕様のモデルで、「Galaxy S10e」がそこから少しスペックを落としたモデルという感じです。
「iPhone XS / XS Max」と、「iPhone XR」と同じような感じでしょうか。
それぞれのモデルの違いは
Galaxy S10 | S10+ | S10e | |
ディスプレイ | 6.1インチ有機EL | 6.4インチ有機EL | 5.8インチ有機EL |
ディスプレイ形状 | 曲面 | 曲面 | 平面 |
解像度 | 3040×1440 | 3040×1440 | 2280×1080 |
RAM | 8G | 8GB/12GB | 6GB/8GB |
ROM | 128GB〜512GB | 129GB〜1TB | 128GB〜256GB |
カメラレンズ | 3眼(望遠・広角・超広角) | 3眼(望遠・広角・超広角) | 2眼(望遠・広角・超広角) |
サイズ | 149.9×70.4×7.8mm | 157.6×74.1×7.8mm | 142.2×69.9×7.9mm |
重量 | 157g | 175g | 150g |
どのモデルもフロントカメラはディスプレイ右上に穴を開けた状態で搭載されるパンチホール式を採用しているので、「iPhone XS」などで採用されているノッチよりも画面が広く使えそうです。
認証方式は「Galaxy S10」「Galaxy S10+」画面内指紋センサーを採用。
「Galaxy S10e」本体右側面に電源ボタン一体型の指紋センサーを採用。
画面内指紋センサーは他社の光学式と違って、超音波式を採用しているそうで、より高速な認証ができるとのこと。
個人的には「iPhone」で採用された顔認証よりも、指紋認証の方が使用環境にあまり依存せずに使えると思っており、画面内指紋センサーというのは、ディスプレイを広くして、なおかつ本体サイズを小さくできるので、個人的には結構気になっております。
しかも、従来の光学式ではなく超音波式で高速な認証ができるというのは、かなり優位性があるのかなぁと。
ただ、記事によっては、画面内指紋センサーは、「周囲が明るく指先が湿っているほうがより良好に動作する」と表記があるので、もしかしたら思っているほどは良くない可能性もあるのかとも思えます。
そう考えると、「Galaxy S10e」に採用された本体側面の電源ボタン一体型指紋センサーの方が、良いのではないかなぁと思ってみたり。
さらには、最大512GBのmicroSDメモリーカードを装着できたり、イヤホンジャックも搭載されています。
ワイヤレスパワーシェアと呼ばれる他のデバイスへのワイヤレス給電にも対応しているというのも面白い感じです。
グローバルモデルは2019年3月8日発売で、価格は「Galaxy S10」が899.99ドル、「Galaxy S10+」が999.99ドル。「Galaxy S10e」は749.99ドルだそうです。
日本での発売については、まだアナウンスされていませんが、これまでの流れを見ると、NTTドコモやau からリリースされるのではないでしょうか。
ただ、どのモデルがどのキャリアから出てくるのかは、現時点では分かりませんが・・・
個人的には、実は一番気になっているのは「Galaxy S10e」だったりします。
現在使っている「Xperia XZ Premium」も側面に電源ボタン一体型の指紋センサーが装備されていて、これが使いやすいので気に入っております。
なので、現時点では、指紋センサーが背面に移動してしまった「Xperia」には魅力を感じなかったところに今回の「Galaxy S10e」が発表。
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しかも、「Xperia」シリーズから無くなったイヤホンジャックが付いていたり、最近の風潮では消えつつあるmicroSDカードスロットが残っていたりという部分で、個人的には「これこそがAndroid端末の正しい姿」という印象抱いてしまいました。
さらにはディスプレイが平面タイプというところで、ケースやカバーも装着しやすいのではないかなぁと。
ただ、電源ボタン一体型指紋センサーの位置が、本体右側側面の少し高い位置にあるので、その部分は少し使い勝手が悪いかもしれないなぁと思ったりもします。
もう間もなく「Xperia」も新しいモデルが発表されると思うので、それを見てからの最終的な判断になるとは思います。
しかし、現時点ではもし買い替えるとなれば、「Galaxy S10e」は選択候補として十分に上がってくるのではないかなぁという感じです。
まず無いとは思いますが、もしこの機種が「ドコモWith」の対応端末に選ばれれば、かなり購入する可能性が高くなるかなぁと。