おきらく・ごくらく日記

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Nintendo Switch「ゼルダ無双 厄災の黙示録」をクリア

昨日、発売日に入手してからプレイしていたNintendo Switchゼルダの伝説 厄災の黙示録」をクリアしました。

発売前に体験版からプレイを開始し、体験版でプレイできる限界までプレイした後、そのデータを引き継いで本編をプレイしておりました。
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ということで、プレイした際の個人的な感想などをメモを兼ねてまとめておきます。

記事中にネタバレとなる内容が含まれている可能性もあるため、読まれる際はご注意ください。



雑感

個人的には、過去にWiiUでプレイしている「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザワイルド」のストーリーを補完する内容となっております。
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登場キャラクターなどにはかなり感情移入ができる状態であったこともあり、ストーリーについては、個人的には楽しめました。

キャラクターごとに攻撃技(コンボ技)の使い勝手が変わりますが、それぞれのキャラクターを使っていて爽快感があり、ゲームを楽しめました。
ただ、終盤近くになってくると、敵が強くなってきたり、クリアのための条件が厳しくなってきて、爽快感よりもステージクリアの条件達成のための焦りが出てきます。
また、攻撃技についても、ある程度有効なパターンが決まってくるので、アイテム収集のために周回する時には、少し作業感が強く感じられることもありました。
それでも、シーカーアイテムやロッド、ジャスト回避からのラッシュ攻撃などの要素のおかげで、全体的な戦闘アクションについては楽しめました。

ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザワイルド」のストーリーをより深く楽しみたい方には、ゲームのシステムは全く違いますが、お勧めできるゲームだと思います。

ストーリーについて

ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザワイルド」のストーリー上で語られていた100年前の厄災前後の時代がゲームの舞台となっているため、先にそちらをプレイしてからこのゲームをプレイすることを強くお勧めします。
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内容的には、パラレルワールド的な構造になっており、このゲームを最後までプレイすると、「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザワイルド」のストーリーの流れにはなっていない感じで、最後はハッピーエンドで終わります。

その上で、ストーリーの信仰で発生するイベントや演出などは「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザワイルド」を補完してくれ、さらにはキャラクター同士の繋がりなども良くわかり、個人的には非常によかったと思いました。
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特に四英傑達が神獣の中で苦戦するところに、助っ人が登場するシーンは個人的には鳥肌ものでした。
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プレイアブルキャラクタについて

このゲームでプレイヤーがプレイできるキャラクターは、最初は主人公のリンクのみです。
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しかし、最後までプレイすると、最大18体のプレイアブルキャラクターが開放されます。
(一応、私は全キャラ開放まではプレイしております)

それぞれのキャラクターで、攻撃方法が違うので、操作感覚というか、プレイ感覚もそれぞれで異なります。
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技を出して、適当に動かすだけでザコキャラクターを一掃できるようなキャラクターもいれば、きっちりと敵を見据えて技を当てるボス戦などで使いやすいキャラクターなど、それぞれで異なる位置付けになって、キャラクターのバリエーションが豊富です。
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ただ、操作感覚の違いにより、使いやすいキャラクターと使いにくいキャラクタがあり、最後までプレイしましたが、ほとんどプレイしなかったキャラクターも存在します。
ステージでは、開始前にそのステージで使用するキャラクターを複数選択できるものもあり、プレイ中にそれらを切り替えながらステージを攻略することもできます。
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ただし、持ち込んだキャラクターもステージ開始と同時にそれぞれで行動しており、切り替えた時点でそのキャラクターがいる場所に画面は切り替わります。
そのため、ボスと戦っていて苦戦しているので、違うキャラクターに切り替えたとしても、そのキャラクターが同じ場所にいなければ、すぐにそのボスと戦うことができない状態となります。
一応、プレイしていないキャラクターについては、個別で行き先を指示することもできるので、ボス戦の前や最中に、移動先としてボスのいる場所を指定しておけば、キャラクターは集まってくれます。
また、プレイヤーが操作していないキャラクターは、体力が減っていても、プレイヤーが操作しない限りは倒されることがないようです。

キャラクターの育成について

キャラクターはレベルが上がることで、ステータス(体力など)が上昇します。
ステージに持ち込んだキャラクターのみが経験値を得ることができ、経験値を貯めることでレベルが上がっていきます。
なので、使っていない(ステージに持ち込んでいない)キャラクターのレベルは、基本的には上がりません。
しかし、訓練場でお金を支払うことで、使っていないキャラクターでもレベルを上げることができます。
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また、キャラクターが使える技(コンボ)についても、最初はあまり連続攻撃ができない状態でスタートします。
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マップ上に出現する「ハイラルチャレンジ」と呼ばれるイベントをクリアすることで、キャラクターの攻撃コンボが増えていきます。
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ハイラルチャレンジ」はマップ上にキャラクターごとのアイコンで表示されており、アイコンで示されたキャラクターの攻撃方法やハート(体力)を1つだけ増やすことができます。
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ハイラルチャレンジ」は、イベントごとに異なる条件(必要なアイテム)があり、それらを支払うことでクリアできます。
一度クリアした「ハイラルチャレンジ」は、再度クリアすることができません。
アイテムは基本的にはステージ攻略中に収集できる素材や敵を倒した討伐の証などです。
素材については、マップに点在するショップで購入できるものもあるのですが、討伐の証についてはその敵を倒すことで入手できます。
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そのため、「ハイラルチャレンジ」の条件をクリアするために、そ敵が出るステージを何度かプレイしなければいけないということもあったりしました。

ステージについて

ワールドマップ上に多くのステージが用意され、ストーリー進行によって、新しいステージが次々と開放されていきます。
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ステージはそれぞれと場所ごとに異なるマップが用意され(ステージによっては共通のマップもあります)ており、マップの数としてもかなり多めとなっております。

マップの広さは、ステージによって大小さまざまなものが用意されており、マップによってはギミックが用意されているものもあります。
また、マップ上には宝箱やコログなどが配置されていて、それらを探す楽しみもありました。
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ステージは何度でもプレイできるので、必要な素材や討伐の証を入手するために、周回できるようになっております。

ステージごとに持ち込めるキャラクターの数が決まっており、ステージによっては使用キャラクターが制限されるものもあります。
ステージは特定の条件(ステージ内のボスを倒す、拠点を占領するなど)を達成すればクリアとなります。
自分の使用しているキャラクターが倒されるとクリア失敗となりますが、それ以外にもステージによって失敗条件が用意されていたり、制限時間が設定されていたりして、ある程度緊張感を持ってプレイするような工夫がされておりました。
個人的には、制限時間付きのステージが、プレイしていてストレスが溜まりやすかった感じです。
ステージには、一応の適正レベルが設定されているのですが、制限時間付きのステージは、その設定されたレベルよりも高めでないとクリアが厳しいものがいくつか存在しておりました。

神獣について

このゲームでは、ステージにによっては、神獣と呼ばれる巨大なメカに乗り込んでプレイするものが用意されております。
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神獣でたくさんの敵を一気に蹴散らしていくことができ、そこそこの爽快感は得られます。
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ただ、プレイするまでは個人的には神獣は敵の攻撃をものともしない、無敵の存在だと思っておりましたが、プレイしてみると案外そうでもなく、大きいために敵からの攻撃を受けやすく、気づけばかなりダメージを受けているということもありました。
まぁ、ゲームとして成立させるには、それぐらいの弱さがないとダメなんだろうなぁと思います。
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また、重量感を出すためか、神獣の動作自体も全体的にもっさりしているので、通常のキャラクターを使ったステージに比べると、テンポとしてはかな遅めな感じでした。
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さらに、神獣に乗り込むステージでは、結構制限時間が厳し目で、神獣が倒されることはありませんでしたが、一定数の的を倒す前に制限時間が到達して、クリアできないということが多々ありました。
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武器のカスタマイズ

このゲームでは、各キャラクターごとに、使用できる武器が決まっております。
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武器はフィールドの宝箱や、ステージクリアの報酬で入手することができます。
基本的には、キャラクターが使える武器種は1つで、その武器種の中に、見た目の違う武器がいくつか用意されています。
(リンクだけは、片手剣や両手剣、槍など複数の武器種を装備できます)
同じ武器でも、個体ごとに攻撃力の違いや、「刻印」と呼ばれる特殊効果の違いがあります。
「刻印」の特殊効果には、経験値上昇や特定の属性や攻撃方法が強化されるもの、アイテムや素材が入手しやすくなるものなどさまざまです。
また、武器は鍛冶屋で合成して強化したり、「刻印」の付け替えなどもできるため、より強くて使いやすい武器を作るカスタマイズ要素もあります。
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欲しい「刻印」がついた武器を入手するために、ゲームを進めるというハクスラ的な要素も含まれております。

敵キャラクターとの戦闘について

無双シリーズの名前通り、敵キャラが大量に出現し、それらを次々と倒していくという爽快感は十分に感じられます。
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ボスクラスの敵やリーダークラスの敵は、ウィークポイントゲージを削り切って大きなスキを作らないとダメージをあまり与えられないので、いかにウィークポイントゲージを効率的に削るかを考えた戦い方が必要になってきます。
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そのために、全キャラクターが共通で使用できるシーカーアイテムやロッドを使うことで、効率よく倒せるような仕組みも用意されております。
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ウィークポイントゲージを持った敵については、攻撃パターンの中にシーカーアイテムで対応することで、大きなスキを作ることができる攻撃を仕掛けてくるものもいますので、ボタン連打だけではなく、敵の攻撃に合わせて適切に対応するという戦い方も重要になってきます。
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そのあたりがこれまでの無双シリーズよりも面白い、「ゼルダの伝説」っぽさではないかと個人的には思いました。
あと、敵の攻撃を回避する際に、ジャストのタイミングで回避できれば、ラッシュ攻撃が発動して一気に敵にダメージを与えられというのも、発動した時の爽快感も高くボス戦などではかなり有効で楽しめました。
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