おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

PS4「GRAVITY DAZE 2」をはじめたものの途中でリタイア

先日、途中で投げ出してプレイを終えたPS4「仁王」。
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続いて何のゲームをするかと考えた末、こちらも前回同様にPS Plus で無料プレイできるようになっていたゲームPS4「GRAVITY DAZE2」をプレイ開始。

ところが、ゲーム開始直後のローディング時間が、このゲームもかなり長く、2〜3分程度かかってしまう状態。
前回の「仁王」もやたらとロード時間が長く、結局最後までプレイできなかったので、少しだけ不安がよぎります。

その後、プレイを進めてみたのですが、やはり不安が的中。

ゲーム中のほとんどのミッションの開始時と終了時にロードが入るおかげでゲームのテンポが非常に悪い。
ストーリーを進めると、ストーリーミッションのほかに、サイドミッションが3つぐらい新たに解放されるのですが、それを1つプレイするのに、プレイ前に約2分、プレイ後に約2分のロード時間が入ってきます。
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ストーリーが進んだ時にも長いロード時間が入るので、待ち時間がかなり長いゲームです。

2回目以降のプレイでは、タイトル画面の映像がプレイ進行状況に応じて異なるムービーデモが再生されるのですが、その画面が出るまでにもロードにも時間がかかってしまいます。
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で、肝心のゲームとしては、独特の浮遊感というか落下感は楽しいので、最初は操作していても楽しめました。
しかし、ゲームが進むにつれて、新鮮味が薄れ、少し飽きてきてしまいました。

ゲームの難易度としては、そこまで高くはないのですが、プレイしていて飽きやすい感じでした。

で、ストーリーを50%まで進めた段階で、さらに同じようなことが同じだけ繰り返されるのかと思うと、引き続きプレイするのは難しいかなぁと。
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一応、ここまでに出現したミッションやチャレンジは一通りプレイをしており、プレイ時間としては24時間を超えております。
ただし、ロード時間が含まれていた場合、このうちの何割がロード時間に該当するのかなぁというのが気になるところではあります。

ただ、ゲーム独特の浮遊感覚だけは、一度プレイして体験されても良いのではないかなぁと思います。

とりあえず、最後まではプレイできませんでしたが、個人的な感想をまとめておきます。

今回もネタバレになるような内容が含まれている可能性もございますので、そういったことが嫌いな方はこの先を読み進められないことをオススメいたします。

それにしても、前回プレイした「仁王」に引き続き、今回も途中でリタイアとなってしまいました。
個人的には、2ゲーム連続でプレイを途中で放棄するというのは、かなり珍しい状態だったりします。
歳をとってささいな部分に我慢できなくなっていることによるものかもしれませんが、次にプレイするゲームこそは、最後までプレイできるものにしたいなぁと思っております。



ゲームの概要

重力をコントロールする能力を持つ女の子「キトゥン」が主人公(プレイヤーキャラクター)のアクションアドベンチャーゲームです。
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重力をコントロールする能力を使って、敵と戦います。
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通常は上から下にかかる重力を、主人公が自由に重力の方向を変更することができます。
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例えば、前に進みたい場合は、重力を前方にかけることで、そちらの方向へ障害物に当たらない限り落下し続けることで、前進していくという感じです。

また、重力コントロールで進行中(落下中)に接地した面が、プレイヤーキャラクターにとっての地面となり、走ったりジャンプしたりできます。
そのため、本来は天井にあたる部分でも、重力コントロール中に接地すれば、そこが地面となります。

ストーリーミッションを受けてクリアしていくことで、お話が進んでいきます。
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それ以外にも、サブミッションや、チャレンジミッションなども用意されております。
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プレシャスジェムというアイテムを集めることで、プレイヤーをパワーアップすることも可能です。
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ストーリーデモや会話は漫画のようなコマ割りで進行していきます。
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タリスマンというアイテムを3つまで装備でき、それを装備することで能力を強化することも可能です。
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ゲームを進めればタリスマンの合成などもできるようになります。
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プレイを進めると、重力を弱くしたり、強くする能力が手に入ります。
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ルナチューンで重力を弱くすると、落下スピードが遅くなり、ジャンプ力が上がったりします。
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ユピトールチューンで重力を強くすると、落下スピードが早くなり、攻撃威力が上がります。
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雑感

重力をコントロールして、フィールドを飛び回る(落下する)感覚は初めてプレイすると不思議な感じで楽しめます。
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普段見ている風景の上下の位置関係を無視してプレイする感覚はなかなか斬新な感じです。
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自分以外の人が横向きや上下逆さまで歩いていたり、水の流れが下から上へ流れたりする様はどことなく「エッシャーのだまし絵」を彷彿させます。
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重力コントロールを解除した後、使用ゲージが回復するのも速めなので、かなり自由に飛び回れます。
ゲージは落下中でも回復するので、飛行中にゲージが切れても、重力コントロールをオフにして落下、ゲージが回復すれば再び飛行ということをすれば、かなり長時間飛行し続けます。
また、高所から落下して地面に落ちても、ダメージは受けないようなので、安心して飛び回れます。

しかし、プレイが進むにしたがって、視点移動のまずさを感じたり、障害物のせいで意図したところになかなか移動できないこと、着地するつもりがないところで勝手に着地したりといったことが多発して、操作している途中でもイライラが募ってしまいました。

また、浮遊感についても、周囲の障害物がないところでは、自分が落下中なのか、それとも静止中なのかが分かりにくかったりします。

さらにゲームが進むと、かなり狭い場所を移動させられるのですが、そのマップでは、カメラの視点が意図しないタイミングで切り替わり、自分が今どこから来たのか、どこへ向かおうとしていたのかがわからなくなるようなことも多発してしまいました。
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重力コントロール中に、ターゲッティングした敵を攻撃する重力キックという技があるのですが、その攻撃が頻繁に外れてしまうというのも操作していてストレスに感じました。
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手前に障害物があって邪魔をされるのはわかるのですが、障害物もない状態で敵にあたらないというのは、正直どうなのかなぁと。

多くのサブミッションが用意されています。
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ただ、このゲームの利点である浮遊感をいまいち生かせてないものが多かった印象があります。
敵を倒したり、尾行したり、場所や人を探したりはまぁマンネリな感じではありますが、あっても良いとは思います。
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しかし、重力操作禁止というのは、このゲームの利点を完全に否定しているので必要なかったのではないかなぁと。
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また、ゲームを続けれないと思った最大の理由は全体的にロード時間が長めな点。
通常のマップとは別のマップで行うミッションの場合、必ず開始時と終了時に2〜3分程度のロード時間が入ります。
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そのため、プレイのテンポが非常に悪いです。
ロード中に読み込み進行度がわかるようなプログレスバーも表示されていないため、待ち時間が余計に長く感じられます。

「不思議なマンホール」と呼ばれるファストトラベルを使う時にも、2〜3分のロード時間が入ります。
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そのため、ファストトラベルのロード時間を考えると、そのまま移動した方が早く到着するのではないかとさえ思えるほどです。

また、ロードだけではなく、階層の違う島へ移動する時などはマップのテクスチャについても描画が追いつかず、3Dのレンダリングモデルのみが表示されていることが多々ありました。
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ミッションを受ける人との会話などは、そのテクスチャが全て描画終えるまで、進まなかったりするので、待たされる時間が多いゲームとなっております。
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見た感じ、マップ上でプレイヤーが移動先をマーキング(ナビをセット)した場合は、比較的テクスチャの描画が早かったような気がするので、最低限の先読み処理は入っているよです。
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ゲームの性質上、プレイヤーが空間を自由に飛び回れるせいで、データの先読みが難しいゲームであることは理解できます。
ただ、もう少しロードするデータの固め方などを工夫して、描画遅れなどの現象が起きにくいような作りにはできなかったのかなぁと。

また、ミッション途中で進行不能状態になるものもありました。
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敵が次々と出現するミッションなのですが、最初の飛行敵を倒した後、次の敵が出現しない不具合に2度ほど遭遇しました。
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ロードしなおして、再度そのミッションを受け直し、プレイするとなんとかクリアできましたが、興ざめになったことは事実です。

敵との戦闘はアクションなのですが、自由に空を飛べるせいで、敵にターゲットを合わせて重力キックを繰り返すだけの戦闘になってしまい、戦闘自体がマンネリ化してあまり楽しく思えませんでした。
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普通のゲームの場合は、障害物があったり、高低差を生かしたりと、相手も自分も地形をうまく利用して戦う戦略性があったりします。

しかし、このゲームの主人公にとっては、障害物は自分の攻撃を防ぐための障害でしかなく、常に空を飛んでいるせいで、そういったものを生かした戦いなどはほとんどありませんでした。

重力スローという周囲のコンテナなどを浮かせて敵に投げつける技もあるのですが、こちらも弾となるコンテナが自分の周りに浮いている状態から飛ばすせいで、周囲の地形にぶつかって敵に飛んで行かないことが多々あり、ストレスを多く感じました。
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というところで、ロード時間の長さ、視点移動のまずさ、操作のイライラ感の方がゲームの楽しさを上回ってしまったため、私は途中で放棄することとなりました。

他のゲームにはみられない独特の浮遊感があるので、その長所をもう少し楽しめるような作りにしておいてもらえれば、もっと長く、最後までプレイできたかもしれません。