本日も昨年末の出来事です。
我が家の娘が、現在はまっているのが、とんこつラーメン。
自宅に何も無くて、何か食べに行こうかという話になると、最近では必ずとんこつラーメンへ行こうと言われます。
天神橋筋商店街にあった「北野八番亭」が、一番のお気に入りで、週一回ぐらいの頻度で行っていたのですが、昨年の秋頃からか休業状態に。
http://www.heart-dining.co.jp/tenpo/kitano.htmlwww.heart-dining.co.jp
最近では、わざわざ梅田まで出て食べに行ったりしております。
ただ、週末不定期で休むらしくて、たまに行った時には休んでいることもあります。
休んでいるから、別のものを食べようと思っても、娘の気分はすっかりとんこつラーメンになっているので、違うものは食べたくないと。
で、代わりに「一風堂」にも行ってみたりしましたが、今ひとつ気に入らない様子。
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でも、一般的に受けてインスタントラーメンにもなっているのは「一風堂」なので、娘の味覚嗜好が一般とは違うのかもしれません。
それほどとんこつラーメン好きの娘なので、他に有名なお店はどこか無かったかなぁと調べてみたところ、梅田に「一蘭」があることが分かりました。
ichiran.com
「一蘭」と言えば、海外でも展開していて、それなりに人気のお店。
しかし、私を含め、家族は誰一人として行った事がありませんでした。
ならば、一度は行ってみても良いかもということで、昨年末2018年12月29日に梅田へ出た際に、立ち寄ってみることにしました。
お店は地下にあるのですが、その入り口の階段に到着すると、すでに多くの人が並んでおりました。
到着したのは13時頃でしたが、10人以上の人が並んでおりました。
並んでまで食べるべきか悩みましたが、娘がどうしても食べてみたいということで、列の後ろに合流してみます。
並んでいると、店員さんが2枚綴りのオーダー用紙という紙を一人一人に配ってくれました。
お客さんの好みのラーメンを作るために、味の濃さやこってり度、面の固さといった内容の質問がいくつか並んでおりました。
列に並んでいる間に、好みの味を記入してもらって、すぐに作れるようにする仕組みのようです。
ただ、初めてのお店なので、味の濃さと言われても分からないし、辛さもどれぐらいのものか見当がつきません。
とりあえず、適当にこんな感じで埋めてみました。
用紙のもう一枚の方は追加注文用紙というものでした。
ただ、この追加注文用紙の使いが方がイマイチよく分かりません。
外からお店を覗くと、食券を買うシステムのようなので、先に食券で買ってしまえば、この用紙は不要な気がするのですが、先にこれに記入しておいてから、食券を買わないと行けないのでしょうか?
とりあえず、列を管理しているお店の人に確認してみたところ、あらかじめ購入が決まっているものは食券で購入して、食べている途中で追加で欲しくなったものをこの追加注文用紙に書いて注文すれば良いとのことでした。
で、この用紙に感心したのは裏面の方は日本語と英語で書かれており、裏面から見ると中国語・韓国語で書かれているという部分。
並んでいる人の会話を聞いていると、中国語や韓国語も聞こえて来るので、お客さんとしては観光客も多いことを見越しての対応なのかなぁと。
並ぶ事20分で、ようやくお店の中に入れ、食券機で食券を購入できました。
とりあえず、替玉も買っておきます。
その後、ようやくお店の奥へ。
ここでも席が空くまで少し待たされました。
ここでも感心したのが、各席の状況などが、パネルに表示されるという仕組み。
空いている席には「空」の文字が表示され、その横にダイオードランプが赤・緑・黄色・点滅と変化しておりました。
おそらくダイオードランプの状況によって、料理提供済みや、提供前などが分かる仕組みなのではないかなぁと。
なかなか面白い仕組みというか、良く出来た仕組みかなぁと。
私と妻と娘の3人でお店に行っていたので、店員さんが3席横並びで空くのを待ってから中へ通してくれたので、およそ5分程度そこでも待ちました。
その後、いよいよお店の中へ。
お店の中はテーブル席がなく、全てカウンター席。
ただし、カウンターの一席ずつが全て間仕切り用の板で区切られており、一つずつが個室のような感じです。
カウンターの奥に厨房があるのですが、上面部分は壁になっており、調理している人の顔も見えなくなっております。
席に座るとこんな感じで、周囲の人の目を気にせずに味に専念できるような感じです。
だからといって、一人で黙ってもくもくと食べないといけないかと言うと、そういう訳でもなく、周りのお客さんも同行の人たちと会話していたりしております。
味にこだわる頑固な親父さんが、しゃべらずに黙って食べろというお店というわけではなく、あくまで個人で入っても他の人との接触を極力避けてラーメンを食べることができるという感じのお店です。
さらには、会話の苦手な人用のカード「サイレントカード」なるものも席に用意されておりました。
若干人見知りのある娘でも、ここなら一人で来れそうな感じです。
あと、一席づつに給水機も用意されております。
足下の両側面には、荷物掛け用のフックも用意されておりました。
そして、カウンターの奥の店員さんに食券とオーダー用紙を渡すと、すだれが下がって厨房の様子は分からない状態となり、パーソナルスペースが出来上がります。
替え玉を注文していると、金属製のプレートのようなものを置いて行ってくれました。
替え玉が欲しいタイミングで、席にあるセンサー部分にこのプレートを奥ことで、店員さんと会話することなく替え玉を頼める仕組みです。
そして数分後に注文していたラーメンが到着しました。
料理を供給した後も、厨房とのすだれはしまるので、ラーメンの味に集中できる仕組みです。
早速ラーメンを食べてみます。
味はとんこつと言う割には、そこまでとんこつっぽくない感じです。
スープ自体が少しだけドロッとしているぐらいで、醤油ラーメンに少しコクのあるような感じ。
とんこつラーメンらしいとんこつラーメンが食べたい時に行くと、少々物足りなく感じられるかもしれません。
辛さのある「赤い秘伝のたれ」は2倍にしたせいかもしれませんが予想したものよりも少し辛めで、油断するとむせてしまいます。
しかし、個人的には2倍ぐらいでちょうど良い辛さかなぁと。
麺を一通り食べ終わって、替え玉を注文してみます。
替え玉を注文する時は、用意されたプレートを所定の位置に置くと、チャルメラが流れて、店員さんに伝わる仕組みです。
私が食べている間も、そこかしこでチャルメラの音が流れておりました。
なので、その音が聞こえて来ると思って、プレートを置いてみたのですが・・・
席ではチャルメラの音が聞こえず。
故障しているのかと思って、再び置き直そうとしたら、奥のすだれが開いて、店員さんが登場し、替え玉の注文ができました。
どうやら、チャルメラの音は席で流れるわけではなく、厨房で流れていた音のようです。
で注文してからしばらくすると、替え玉が器に入ってやってきました。
残っていたスープに追加して、替え玉も最後まで食べきります。
スープも全て飲み干して、完食しました。
個人的には、まぁ機会があればまた来ても良いかなぁという感じですが、並んでまで食べたいかというと、そこまででもないかなぁと。
娘も味としてはやはり「北野八番亭」の方が好きですが、店員さんと会話しなくても良い仕組みは良いので、また来ても良いかなぁということを言っておりました。
一応、お店では持ち帰り用のお土産も売られておりました。
個人的には、味どうこうよりも、お店のシステムというか仕組みが、ラーメン屋さんとしては目新しい感じで、店員さんと会話しなくても自分の好みのラーメンを注文できるというのが、外国人にも受けている理由なのかなぁと感じました。
気になる方は一度お店に行かれてみてはいかがでしょうか?
個人的には、もう少し味が濃くてもよいかなぁと思ったので、次回もし行く機会があれば、味は濃い目にしてみようと思っております。