購入してから空き時間に少しずつプレイしていたPS3「Kingdoms of Amalur:Reckoning(キングダムズ オブ アマラー:レコニング)」を本日ようやくメインシナリオ部分をクリアーしました。
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このゲーム、メインシナリオ以外にサブクエストのようなものが沢山あって、ついついそれをプレイして寄り道した結果、クリアーまでに70時間ぐらい遊んでしまいました。
サブクエストをやらなければもっと早く終わらせることができたかもしれませんが、ついついプレイしてしまって・・・
新しい町や場所に到着すると、沢山のサブクエストが用意されていて、それらを受けていると、メインストーリーがなかなか進まなくなって・・・というようなプレイをしておりました。
それでもまだ、全てのサブクエストをクリアーできたわけではなく、未だにサブクエストが沢山残っている状態だったりします。
とりあえず、メインのシナリオを一通りエンディングまで到達できたので、後はゆっくりと残っているサブクエストをクリアーするという楽しみ方ができるかなぁと。
追加コンテンツのクエストについても、ほとんど進めていないので、それらを進めるという楽しみ方もあったりします。
とりあえず、一通りプレイしてみて、そこそこ楽しめたなぁというのが感想です。
いろいろと良く出来ているし、作りも丁寧な感じ。
戦闘も操作は難しくなく、簡単な操作で色んな攻撃ができたりします。
武器や防具も自分好みの物を作り上げることができます。
世界もオープンワールドでかなり広いマップです。当然、行った場所へはファストトラベルもできます。
アイテムや素材の収集、宝箱の回収なども結構楽しめました。
それでも世界で100万本ぐらいしか売れていないというところで、もっと広まっても良いのではないかなぁという気がする良作だと思いました。
ただ、プレイしていて気になった点もいくつかあったりします。
サクサクプレイできすぎる
特につまずくポイントがなくて、サクサクとプレイでき過ぎるというのが、ちょっとなぁという感じ。
ゲームなので、何かハードルがあって、そのハードルを工夫や努力でクリアーすることで、クリアーできたことによる爽快感が得られるというのが、このゲームでは少なかったかなぁと。
ゲームをプレイしていて、何か印象に残った敵とかシーンがあるかと言うと、かなり少ないように思います。
「あの敵が強かった」とか、「あの場所が苦労した」とか、「お金が足りなくてやりくりが大変だった」といった部分があまりなかったので、そう感じるのかもしれません。
手軽のプレイできるという意味では、良いのかもしれませんが、もう少し歯ごたえが合った方がよかったかなぁと。
宝箱の価値が低い
個人的には、宝箱はそれなりに努力した結果得られるものだというイメージだったのですが、このゲームでは大量に発見できます。
宝箱は世界中に沢山ありすぎて、最後の方は宝箱を開けるのが面倒になったぐらい。
しかも、宝箱を開けても、それほど良いアイテムが出て来なかったりするので、鍵開けや解呪といったミニゲームをプレイしても、大したアイテムが出ないので、労力の割にはリターンが少ないかなぁと。
鍵開けや解呪の難易度によって、アイテムの価値が変化するのかと思ったら、そうでもない感じ。
難易度が高い宝箱を開けても、中から出て来たのは回復薬1つとかの場合もあったりしました。
さらには宝箱が多すぎるので、アイテムがバンバンと出て来て、そのうち必要なアイテムはあまり出ず。
不要なものはすぐにお店に売却するので、お金に苦労するということはほとんどありませんでした。
お金の使いどころが少ない
お金を使う所も、持っている武器や防具を使う事で耐久度が低下するので、その修理にお金を使うぐらい。
通常なら飛び道具の弾などは消耗品だったりするのですが、このゲームでは弓を使っても矢は消費されないので、そういった消費アイテムにお金を使うこともほとんどなく・・・せいぜい回復薬ぐらいです。
薬もマップで調達できる材料から調合できたりするので、お金の価値はあまりなかったかなぁと。
戦闘が単調になる
武器の種類や使える技なども結構用意されているのですが、敵モンスターのタイプや攻撃パターンが少ない感じ。
敵モンスターがこういう攻撃をしてくるから、こちらはこういう形で戦おうというような戦闘での駆け引きがほとんど必要なく、回避と持っている武器でのボタン連打によるごり押しでほとんどの敵が倒せてしまいます。
モンスターごとに戦い方を工夫する必要がないので、どうしても単調になってしまいました。
戦闘での戦略もそれほどなく、沢山のモンスターに囲まれた場合は、遠距離から攻撃してくる敵を先に倒して・・・ということぐらいでしょうか。
1対1の場合は、連続でコンボ攻撃を出せばほぼ無傷で敵を倒すことができたりします。
その他
あと、プレイヤーができる鍛冶や宝石術、錬金術なども色々とあるのですが、いずれも戦闘にちなんだ機能。
戦闘での駆け引きがあまりないため、せっかくのそれらの機能もイマイチ生かせてない感じ。
あとは世界観はファンタジーなのですが、登場する種族や用語が、一般のファンタジーとは違っていて、理解するのに時間がかかったかなぁという感じ。
おそらく、ゲームとして、サクサク手軽にプレイできるものを目指したのではと思うのですが、プレイヤーへの制約というか制限が少ないため、工夫が必要のないゲームとなってしまったのが残念なポイントかなぁと。
例えば、弓矢を使うと、矢が消費されるとか、回避行動に制限を持たせるとか、回復行動に時間がかかるとか、そういったプレイヤーへの制限がストレスのない範囲でもう少し入っていれば、プレイに工夫が必要になって、もっと面白いゲームになったのではないかなぁと。
手軽にサクサクとストレスなく遊べるオープンワールドのアクションロールプレイングという部分では、かなりオススメではあります。
しかし、ゲームにそれなりの手応えを求める人にとっては、ちょっと物足りないゲームかなぁという感じです。
ただ、全般的に丁寧に作られていて、よくできたゲームであることは間違いないので、興味がある方はプレイしてみることをオススメします。