先日よりプレイしていたPS4「Horizon Zero Dawn(ホライゾンゼロドーン)」。
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空いている時間を使って少しずつプレイし、本日無事にクリアし、スタッフロールを見ることができました。
実際には、もう少し早くクリアできていたかもしれませんが、プレイしていてなかなか楽しかったので、ついついサブクエストなどもプレイしてしまい、クリア後もついついプレイ。
その結果、ゲームで獲得できる全トロフィーをコンプリートするまでプレイしてしまいました。
個人的には、全トロフィーをコンプリートしたゲームはこれまでに無かったので、初の全トロフィーコンプリートです。
ただ、購入したのがDLC付きの「Complete Edition」だったので、まだその追加DLC「凍てついた大地」部分については、全てをプレイできておりません。
それでも、とりあえずはエンディング&スタッフロールまで到達できたので、ゲームとしては一区切り付いたので、個人的な感想をまとめておこうかなぁと。
オープンワールドとしての楽しみ
広大なオープンワールドのフィールド冒険しながら、様々なクエストをクリアーしていくことになります。
フィールド上には収集できる素材アイテムが点在し、多くの生物や機械、人などが徘徊しております。
生物や機械を倒せば、素材アイテムや装備に取り付けて強化するアイテムを入手できます。
集めた素材アイテムを使って、消費系の回復アイテムや矢やスリング用の弾などを作ったり、矢などの携行数を増やしたりすることができます。
武器や鎧は商人から購入するのですが、購入の際に、特定の機械から取れる素材が必要な場合もあります。
ただ、入手できる素材の種類は多いのですが、作ったり購入したりする際にそれを必要とするアイテムが少ないため、素材系アイテムは種類が多いものの、その大半は結局は売却して「シャード」というお金兼素材アイテムに変換することの方が多い感じです。
セーブポイントである「たき火」が各地に点在して配置されており、それを発見して火を灯すことで、ファストトラベル先として選択できるようになります。
ファストトラベル先が徐々に増えることで、活動範囲が少しずつ広がる様は、その場所を侵略したような小さな達成感が得られます。
また、フィールドには集落や狩り場など、NPCと交流できる施設などもあり、そこではサイドクエストを受けることができます。
フィールド上には、攻略できるポイントとして、山賊の拠点や遺跡、機械炉などもあります。
山賊の拠点から全ての山賊を倒せば、拠点が解放されて新たな集落に変化します。
機械炉は、攻略すると新しい機械をオーバーライドできるようになります。
さらには、特殊な収集アイテムもあり、集めることで良いアイテムと交換してもらえたりする要素もあります。
罠と武器を使った戦闘
ハンティングアクションではあるものの、「モンスターハンター」シリーズとは全く違うゲーム。
「モンスターハンター」シリーズの場合は、武器にもよるが、近接攻撃主体で、敵の攻撃モーションを見ながら、隙を見て攻撃を与えて行くような戦闘。
そのため、モンスターとの戦闘は、格闘ゲームに近い駆け引きが楽しめます。
近接での攻撃方法というか、アクションはかなり豊富に用意されていて、敵のモーションに生じる隙の大きさに応じて、攻撃方法をリアルタイムで判断するという感じ。
戦闘自体も大抵は大型モンスターとの一騎打ちの状況の方が主体となってきます。
しかし、このゲームでは、敵は集団でいることが多く、戦闘が始まり、他の個体に気づかれると複数の敵が襲ってきます。
また、近接時の攻撃方法もあまり多くないため、いかに1体ずつ相手にして倒して行くか。
もしくは、いかに先に敵の戦力を削いでおくのかが重要になってきます。
機械の場合は気づかれずに接近し、「オーバーライド」で味方にしてしまうこともできます。
いずれの場合も、複数の敵に接近されるのを回避した結果、主な戦闘は遠距離主体となってきます。
山賊などの人型の敵の場合は、ヘッドショットで一撃で倒すこともできますが、機械の場合は倒すまでに数発打ち込む必要があります。
遠距離武器も弓矢やスリングしかないので、攻撃までにインターバルがあり、連射で敵が接近するまでに倒し切ることはかなり厳しいので、ヒット&アウェイで戦うことが多くなってきます。
それほど強くない敵や、単体の敵であれば、近接攻撃での戦闘もできないことはありません。
敵の攻撃が来るタイミングで回避し、敵の攻撃後の隙を狙って、近接攻撃を叩き込むという力技で戦えないこともありませんが、多数の敵を相手にする場合、常に敵の攻撃がどこからかやってくるということになるので、その戦法も使えません。
そのため、敵を発見した場合は、まずは近くの高い草に身を隠し、敵の戦力を確認したあと、戦略を考えて、あらかじめ行動予定位置に罠などを仕掛けておいて、それらを活用しながら敵の戦力を削って行くという感じの戦闘となります。
特定の敵を除けば、隠れている限り見つかることもないので、じっくりと戦略を練り、下準備をしてから戦闘を開始することができます。
また、隠れた状態で敵を攻撃する場合も、1発攻撃しただけでは敵がこちらの攻撃に気づいて警戒状態(黄色の「!」マーク)になるものの、攻撃位置を特定できないため、反撃を受けることはあまりありません。
警戒状態で再度攻撃すると、場所が特定されてしまい(赤色の「!」マーク)、敵が押し寄せてきて、攻撃されます。
また、罠に引っかかってダメージを受けた場合も、警戒状態にはなりますが、こちらの位置が分からない状態なので、反撃を受けることはありません。
なので、敵の行動範囲に罠を仕掛けて、その罠だけで敵を倒すということもできたりします。
「モンスターハンター」シリーズのような、格闘ゲーム的な駆け引きはあまりありませんが、敵の行動を観察して戦略を考え、それを実行する作戦を組み立てるというシミュレーション的な楽しみがあるので、なかなか楽しめました。
武器や防具の種類は少なめ
主人公が使える武器の種類や防具の種類は少なめです。
武器や防具は自分で作成することはできず、敵を倒して入手した「シャード」(お金の役割を果たすアイテム)と、特定の機械から入手できる素材アイテムを支払うことで、商人から購入することができます。
また、種類もあまり多くはなく、例えば防具の場合は大別すると、隠密主体か耐久度主体か状態異常耐性主体の3タイプと+αぐらいしかなく、それぞれのタイプで、グレードというか効果値が違うものが数段階用意されております。
一応、装備強化用のアイテムを取り付けるスロットがあるので、そこに入手した強化アイテムを取り付けることもできますが、オールマイティに使えるような装備を作ることはできません。
武器についても、撃てる矢や弾の種類は、武器種によって分かれており、それぞれのグレード違いが用意されている感じ。
武器種によって攻撃する際の属性の組み合わせは固定されております。
敵は部位毎に効果的な弱点属性が異なっているため、例えば本体は炎に弱くて、とある部位は電撃に弱い敵がいた場合、それらに効率的に対応しようとすると、装備する武器は炎系の攻撃ができる武器と、電撃系の攻撃ができる武器を装備する必要があります。
さらに、同じ群れの中に違う機械が混ざっていると、そこにさらに違う武器が必要になったりしてきます。
同時に装備できる武器は4つまでなので、どの武器を装備して戦うのかを戦闘前によく考えておく必要もあります。
また、その戦闘で大半の敵が特定の1種類の属性を必要とする場合、戦闘の途中で矢が足りなくなることも発生します。
クイック作成で戦闘中でも深いメニューに入らずにすぐに矢を作ることもできますが、矢切れが発生すると一瞬の隙ができてしまいます。
個人的には、武器や防具の種類を増やすか、もう少しカスタマイズ要素を多くして、集める楽しみや強化する楽しみがあるともっと良かったかなぁと。
あまり使い道の多くない特定機械の素材アイテムを使って、カスタマイズできるとなれば、使い道も増えてよいかなぁと。
例えば、弓についても撃てる矢の種類で区分するのではなく、通常弓と長弓だけにしてしまって、撃てる矢の種類はセットする矢筒で変える方が戦略的にも面白かったかなぁと。
例えば、セットできる矢筒の種類を最大3種類として、色んな属性が必要な場合は、それぞれにセットする矢筒の種類を増やし、単一属性が必要な場合は、3種類とも同一属性にして、矢が不足するのを防ぐといったことができたりするのかなぁと。
その矢筒セットを構成するのに、素材系アイテムが必要となれば、戦闘に合わせた矢筒セットを作るために、素材を集めに行くというような遊びも増えたかなぁと。
個人的な総評
隠れて敵の動きを観察し、その動きに応じた攻め方の戦略を練っての戦闘は、個人的にはなかなか楽しめました。
ただ、自分が強くなっても、攻撃力はあまり変わらないので、機械の敵などは何発も矢を当てないと倒せないので、RPGとしての成長はイマイチ感じられませんでした。
もう少し敵の倒しやすさが変化して、成長が感じられるようになっていた方がよかったかなぁと。
一応、色んなスキルを習得することで、戦闘を有利に進めることができますが、接近された後の対応手段があまり用意されていないので、どうしてもヒット&アウェイの戦闘になりがちです。
ザコ敵については、プレイヤーのレベルが上がることで、もう少し倒しやすくなるようにして欲しかったかなぁと。
まぁ、緊張感を持って戦えるといえば、その通りなのですが・・・
それでも、オープンワールドの広いフィールドには、施設やアイテムなどが多くあるので、フィールドを隅々まで踏破したいという気持ちは最後まで維持できました。
冒険をしている感じは、十分に感じることができたかなぁと。
何より、全トロフィーコンプリートまで飽きずにプレイできたので、個人的には十分楽しめるゲームだったと思います。
PlayStation4 を持っていて未プレイの人は、プレイすることをオススメします。