昨日の雨が上がって、本日はなかなかに良い天気。
気温も結構上がるという予報。
本日の日の出時刻は5:57。
いつものように日の出前に大阪城に到着しました。
西外堀を覗いてみても、まだまだ暗い状態。
コウモリが飛んでいるのを見ながら、何かいないかと探してみますが、暗くてほとんど見えず。
あきらめて移動しようかと思ったところに、何やらゴイサギかササゴイのような飛び姿の野鳥が飛んで来て、石垣に生えている灌木の中へ。
カメラを向けてみますが、暗過ぎて姿は見えず。
灌木のどこにいるのかも分からない状態。
もう少しすれば、多少は見えるようになって来るかとしばらくその場で待つことに。
その間、先ほどの野鳥が飛び立たないようにと願いつつ、姿を見失った灌木(といっても、ほとんどシルエット状態ですが・・・)を見ていると、その近辺から何やら水鳥らしき野鳥が水面を移動して出て来るのがシルエットで見えます。
同じところに他の野鳥もいたのかと思いつつ、その水鳥を見ていると、一向に泳いで行く姿はなく、その場に滞在し続ける感じ。
変わった水鳥もいるもんだなぁと思いつつ、待ち続けていると、ようやく見えるようになってきて・・・
水鳥だと思っていた野鳥が、実は先ほど灌木に入った野鳥で、ホシゴイということが判明しました。
ホシゴイも、水の中に入ってしまうことがあるんですね。
予想外の結果に、思わず一人で笑ってしまいました。
足が見えているショットもあるのですが、果たして泳いでいたのか、それとも地面についていたのか・・・
いずれにしても、水面に浮かんでいるようなホシゴイの姿は、初めて見ました。
さらに、西外堀にはアオクビアヒルがいました。
サイズ的に大きかったので、マガモではないと思います。
キンクロハジロも2羽、個人的には今季初観察です。
いよいよ水鳥が渡って来はじめているようです。
ただ、この冬に定着してくれるかは、現時点ではまだ分かりませんが・・・
その後、飛騨の森へ。
西外堀の野鳥が何とか撮れるような明るさになりましたが、飛騨の森の方はまだ少し暗いです。
それでも何とかコサメビタキの姿は確認できました。
そして、北外堀を覗くと、カワセミもいました。
その後、飛騨の森の石垣を上って野鳥を探すついでに、再び西外堀を覗いてみると、オオバンがいました。
個人的には、今季初観察です。
後からお会いした元山さんに伝えると、元山さんの知る限りでも、オオバンは大阪城の今季初とのことでした。
さらには、西外堀にはヒドリガモのメスもいました。
こちらも、個人的には今季初です。
その後、再び北外堀へ行くと、コサギが飛んでおりました。
飛騨の森の方はというと、野鳥の姿がさっぱりで閑古鳥が鳴いているかの状態。
そんな中で何とかメジロの姿を見れました。
今日は早めに次へ移動しようかなぁと思っていたら、北外堀沿いの木の枝に大型の野鳥が飛んで来るところに遭遇。
多くの枝葉が茂っている先なので、すぐに何かは分かりませんが・・・
回り込んでみると、なんとオオタカでした。
オオタカは毎週のように来ていると聞いておりましたが、私自身はなかなか合えませんでしたが、久しぶりに見る事ができました。
再び北外堀をのぞいてみると、さっきまでみかけなかったヒドリガモが7羽いました。
飛騨の森の方は、オオタカを見た後はさっぱり何も見れず。
今日は早々に他を回ろうかと思っていた矢先。
突然野鳥の姿を見かけ始めるようになりました。
まずは、オオルリのオス若です。
同じところに、3羽ほどいました。
キビタキのオスも出てきました。
コサメビタキの姿もあります。
オオルリのオス成鳥もいました。
一気に虫が飛び始めたからか、天気が晴れて来て昨日の雨に濡れた翼が乾いたおかげなのか、野鳥達が活発に動き始めた感じでした。
とりあえず、一通り見たので、別の場所に移動しようと自転車に乗って愛の森を通ると、こちらでも同じく多くの野鳥が活発に飛び回っておりました。
こちらで飛び回っている野鳥を確認していくとキビタキのメス。
キビタキのオス。
オオルリのオス若。
などが確認できました。
他にも、オオルリのオスの姿もありましたが、こちらは1度見ただけで、姿を見失ってしまいましたが、これらがめまぐるしく飛び回っていて、まさしく乱舞と呼ぶにふさわしいぐらいの状況でした。
さらには、特徴のある高鳴きが聞こえて、周囲を探すとモズがいました。
その後、豊国神社へ移動。
雑木林の中を飛び回っている野鳥が数羽ほど、それらを順番に確認していきます。
キビタキのメスはいました。
他の2羽については、キビタキのメスのようにも見えるのですが、光の加減で青色に見えることもあって、さらに脇の部分にオレンジが入っているようにも見えて、ルリビタキかと思ったのですが、暗くて写真がイマイチ良くない状態。
それらが入れ替わり立ち替わりで出たり入ったりするせいで、なかなか確認できません。
そんな中、1羽だけ、他よりも少し大きい個体の姿を見かけました。
ヒヨドリも沢山いたので、一瞬ヒヨドリかとも思ったのですが、シルエット的に少し違和感を感じました。
とりあえず、取ってみた写真を確認すると、黒いシルエットに眉斑だけが少し白く目立っている感じで、もしかしたらマミジロかなぁと。
雑木林の中に入らずに、座り込んで探してみますが、そこから姿を見れず。
再び先ほどのキビタキ達が気になって、そちらを見に行こうとすると、雑木林を抜けて向かいの木に飛んで行く野鳥の姿。
シルエット的には、ヒヨドリではなく、ツグミ系の感じ。
先ほどのマミジロっぽい野鳥かとそちらを探すと、こちらの木にもヒヨドリが数羽入っていて、なかなか見定めることができません。
ようやく、姿が見える状態になっても、逆光で色などがほとんど見えず。
何とか撮影したものを補正しても、これぐらいが限界でした。
最初に撮影した写真では、眉斑が白くて、他が黒かったので、マミジロのオスだと思っていたのですが、これを見ると、マミジロのメスなのかなぁと。
ただ、その後お会いした方の話では、マミジロのオスもいたとのことだったので、もしかしたら先にみたものと、撮影できたものでは、違っていた可能性もあるのかなぁと。
その後、再び先ほどのキビタキを確認に行きました。
肉眼で見ていると、尾羽が青くてルリビタキかと思うのですが、撮影すると色が出ていなくて、キビタキっぽいし・・・
尾を上げ下げしている姿も見かけて、キビタキって尾上げしたかなぁと思ったり・・・
ただ、最終的には判断できませんでしたが、おそらくキビタキのメスだったかなぁという気がしております。
その後、配水池では、ツツドリがいました。
聞いたところでは、ハイタカだかオオタカだかがヒヨドリを捕えて飛んで来たせいで、ツツドリが生け垣に入って出て来なくなったそうです。
配水池ではその他にメジロがいました。
キビタキのメスもいました。
コゲラもいました。
日本庭園ではコサギがいました。
桜広場では、ハクセキレイがいました。
沖縄復帰の森にはカワラヒワがいました。
さらには、森全体で大型ツグミの甲高いチィーともキィーとも聞こえる声。
その声を頼りに、声の主を探していると、マミチャジナイがいました。
個人的には、今季初観察です。
さらにそのそばに飛んで来たのは、クロツグミのオス。
こちらも個人的には、今季初です。
コゲラもいました。
こちらは多分オオルリのメスかなぁと。
そして、モズがいました。
最初、この正面からの姿を見た時点では、何か分かりませんでしたが、横からの姿を見てようやくモズと分かりました。
キビタキのメスもいました。
メジロもいました。
帰り際に西外堀に、ヒドリガモのオスもいました。
すでにカメラを片付けていたので、ポケットに入れていたコンデジで撮影しました。
本日は、久しぶりの見所沢山な一日でした。
早朝のホシゴイが水面に浮いているような変わったシーンに遭遇したのを皮切りに、
久しぶりにオオタカと出会ったり、
キビタキやオオルリ、コサメビタキの乱舞を見れたり、
マミジロ、個人的には今季初のマミチャジナイとクロツグミのオスといった、大型ツグミ3種と遭遇できたり、
個人的には今季初のキンクロハジロ、ヒドリガモ、オオバンなどの水鳥とも出会えました。
これほど充実した日は、なかなか無いのではないかなぁと思えるほど、鳥運に恵まれた良い日でした。
梅林
- モズ 高鳴き
- ムシクイ
- メジロの声
- ツバメ 2羽
修道館
- モズの声