昨年末に息子からクリスマスプレゼントとしてもらったNintendo Switch「ドラゴンクエストビルダーズ2」。
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時間を見つけては年末年始にプレイをし続けておりましたが、本日、ストーリーをクリアーしてスタッフロールを見ることができました。
ストーリーにそって提示されるミッションを必要最低限でこなして行くだけなら、もう少し早くクリアーできたかもしれません。
しかし、思っていた以上に建物やアイテムをビルドしたり、素材を集めに行ったりというのが楽しくて、ついつい本筋とは関係ないことまでビルドしたりして、寄り道しまくっていたので、クリアが本日までかかってしまいました。
クラフト系の箱庭ゲームは、プレイするとついつい時間を忘れてプレイしてしまうので、かなり危険ですね。
ただ、ストーリーをクリアーしたからといって、ゲームがそこで終了するわけではなく、エンディング後にロックが解除される要素なども用意されているようです。
しかも、クラフト系のゲームの場合は、やれる事が全て開放された状態からが本番とも言えます。
自分が作りたいものややりたい事を自由にできるようになるので、好きなだけ遊ぶ事ができます。
以降、一部ネタバレとなる画像も含まれております。
そういう事が嫌いな方は、ここから先は読まれない方が良いかと思われます。
以前にPS3「マインクラフト」を少しプレイした時は、息子や娘に言われるままによくわからない状態でプレイしました。
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その時もハマれば楽しいゲームだと感じ、やり始めたらちまちまと色んなものを作って楽しめそうで、おそらくきりがないかなりの時間泥棒なゲームだと感じました。
なので、これは是非老後の楽しみに取っておきたいと思い、その時はプレイを封印したのですが・・・
今回、「ドラゴンクエストビルダーズ2」を改めてプレイしてみて、その気持ちをさらに強める結果となってしまいました。
さらに言うと、クラフト系ゲームの初心者の人には、いきなり「マインクラフト」では少し敷居が高いというか、モチベーションが続かない可能性もありますので、先にこの「ドラゴンクエストビルダーズ2」をプレイした方が良いのかもという気もしました。
「マインクラフト」のように、作り方を知っていればいつでもアイテムを生成できるのとは違い、このゲームはストーリーの進行にそって、NPCから出されるミッションをクリアーしないと、新しいアイテムを作る事ができません。
そのため、ゲーム開始時の自由度という点では、「マインクラフト」の方が高いです。
しかし、「マインクラフト」は、何でもプレイヤーの好きなように遊べるゲームではあるものの、プレイヤー自身がこういうものが作りたい、こういうことがしたいというようなやりたい事や目的、目標を自分で設定しないといけないので、それが自分で作れないプレイヤーにとっては、すぐに飽きが来てしまうのではないかなぁとも感じました。
それに対して、「ドラゴンクエストビルダーズ」の場合は、プレイヤーにミッションという形で目標を与えて、それを達成することで徐々にプレイヤーを誘導してくれるので、気づけばこんなことがしたい、あんなこともやりたいという流れを作ってくれていました。
簡単な道具を作るために、必要な素材を集めるところから始まり、最低限の部屋としての体裁を整えたり、様々な部屋の作り方。
さらには、大型建造物の建設へと進んで行く流れは、スムーズにゲームを進行させてくれました。
大型建造物も、プレイヤーが一人で作るのではなく、序盤のとっかかりをプレイヤーが担当すれば、後はNPCが自動的に作って行ってくれるので、少ない労力で巨大な建造物を作れるという達成感も味わうことができます。
そして、作った大型建造物は、自由に作り替えたり、部屋を追加したりすることも可能なので、ステップバイステップでプレイヤーに遊び方を伝授してくれます。
やれることも建物を作るだけではなく、その建物に配置する様々な家具や建物の装飾。
さらには装備や消費アイテム、料理なども作れるようになります。
植物のタネを拾えば畑を作って育てて収穫したりもできます。
さらには、乗り物もいくつか作れます。
ビジュアル的にも、四角いブロックとそのテクスチャだけで構成された「マインクラフト」と違って、見た目がそれぞれで違っているのも伝わりやすくて良いかなぁと。
さらには、ストーリーに組込まれた敵襲イベントが、プレイしている合間のなかなかに良いアクセントでした。
敵襲で壊された建造物も、戦闘が終了するとNPCがほぼ元通りに戻してくれるのも助かりました。
後半では、モンスターを仲間にすることもできるようになります。
仲間にしたモンスターが戦ってくれたり、
移動の際に乗る事ができたりするのも楽しかったです。
ストーリーは個人的にはなかなか良くできているなぁと感心しました。
正直に言えば、クラフト系ゲームなので、チュートリアルをかねて、色んな物が作れるようになるための流れを作る程度のおまけレベルのストーリーだろうとあまり期待しておりませんでした。
しかし、実際にプレイしてみたところ、登場してくるキャラクターがしっかりと立っていて、プレイが終了した後もシナリオ的に印象深く残っているものもありました。
ドラゴンクエストナンバリングタイトルには及びませんが、クラフト系のゲームのおまけ的なストーリーだとタカをくくっていたので、ストーリーの出来には驚きもありました。
具体的な部分はネタバレになるので、記述しませんが、出会い・別れ・再会・裏切り・・・そういった要素が含まれていて、個人的にはなかなか面白かったです。
全体的にはかなり良くできていて、非常に楽しめました。
ただ、部分的にもう少し直してほしいなぁと思う点もいくつかありました。
道具やアイテムなどは、作業台などで作ることになりますが、作業台の種類ごとで作れるアイテムの種類が変化します。
あるアイテムを作りたいと思って作業台に向かったものの、実際には違う種類の作業台で作るアイテムだったということもありました。
しかも、作れるアイテムが多いので、作りたいアイテムを探すのに苦労しました。
「マインクラフト」の場合も同じく作業台でアイテムを作れますが、必要な素材とその配置を覚えていれば、アイテムを作れます。
しかし、このゲームでは作りたいものをリストから探し出して選ぶことで作るので、作りたいものをリストから探し出すのに時間がかかったりします。
一応、種類というか、ジャンルごとに分類されていはいるのですが、アイテムを収納しておく「収納箱」がどのジャンルに属していたのかが思い出せなかったりして、リストから探すのに苦労したりもしました。
ミッションで必要となるものについては、リストの中に必要となる個数等が表示されるので、ミッションをプレイする場合は何とかなります。
それ以外に、自分が作りたいと思ったものを探すとなると、結構難しかったりするので、例えば、作りたいアイテム名を入力して検索できたり、50音順でソートできたり、作成頻度の高いものか、作成履歴から選べたりできると有り難かったかなぁと。
保存できるセーブデータ数が少ないというのも少し残念かなぁと。
個人的には要所要所でセーブデータを残して行きたいと思うタイプの人間なので、セーブできるデータ数がオートセーブ1つと手動セーブ1つでは少々足りない感じでした。
ただ、ブロックの状態を残すエリアが多いので、容量的なものを考えると、仕方が無いことなのかもしれませんが・・・
ゲームをプレイしている最中に、画面が一瞬止まることがたまに発生しました。
ブロックを置くボタンを押したのに、ブロックが即座に置かれず、ワンテンポ(コンマ数秒遅れたり)遅れてから表示されたりしました。
条件の1つとしては、オートセーブに入った時には、ほぼ確実に処理が遅くなるようです。
Nintendo Switch版限定なのか、PlayStation4版でも発生するのかは分かりませんが・・・
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もしかしたら、部屋判定に時間がかかるのかもとも思ったのですが、何も無いところでブロックを壊したりしている時にも発生したりするので、発生条件は分かりませんでした。
特定の部屋を作る際に、必要な家具を配置する時には、高さ2ブロックの範囲におさめておかないと、家具が配置されたと認識してくれないのも気づくまでに時間がかかりました。
敵の侵入を防ぐために、壁を3ブロック以上積み上げていることがあったりするのですが、トーチや看板などの壁に設置できる家具を3ブロックよりも高い位置に配置すると、それを必要とする条件が達成できませんので、プレイされている方はご注意を。
あと、細かな不具合とも遭遇しました。
アイテムを収納できる家具の場合、その前に立つと収納する選択肢が出てくるのですが、何かの拍子にその選択肢が表示されなくなったりしました。
取り除いて、再設置しても同じ状態で、別の場所に設置しても同じ状況。
私はロッカーで発生したのですが、新たにロッカーを作っても、最初に配置するロッカー(不具合の発生しているロッカー?)は設置しても収納できず、次のロッカー(新たに作ったロッカー?)は収納できるという感じです。
発生する直前にロッカーにアイテムが入っている状態で間違ってロッカーを壊してしまったのが原因かなぁと。
まぁ、細かな部分で改変してほしい点はありますが、ゲームとしては非常に面白くて気に入っており、かなりオススメできます。
とりあえずストーリーをクリアーしたのですが、ゲーム自体はまだまだ楽しめそうです。
ただ、これまでは空いた時間にこのゲーム以外はプレイしていなかったのですが、そろそろ他のゲームもプレイしたりして、ここからは少しプレイするペースを落としても良いのかなぁと。
他にもプレイしたいゲームは結構あるので、それらをプレイしつつ合間にこのゲームをプレイするというスタンスで長く遊んで行ければ良いかと。