昨日(2019年7月23日)より、Nintendo SwitchとPlayStation4用のアクションRPG「鬼ノ哭く邦(おにのなくくに)」の体験版が配布開始となりました。
キャラクターデザイン的に、嫌いではなかったのと、アクションRPGが好きなので、試しにプレイしてみようとNintendo Switch版をダウンロードしてみることに。
昨日ダウンロードしたのですが、思ったよりもダウンロードに時間がかかって、結局昨日はプレイできず。
ダウンロードが完了したので、本日早速プレイしてみることに。
公式サイトもほとんど見ておらず、シリーズものでもないのでどんなゲームかもわからずにプレイを開始してみました。
ゲームを開始すると、ロードが入ります。
体験版のためか、少々長めのロード時間の後、タイトル画面が表示されました。
「ストーリーモード」と「バトルモード」がプレイできるのですが、最初は「ストーリーモード」しかプレイできません。
3つの難易度から選択してプレイできます。
ちなみに「バトルモード」でも難易度は同じでした。
体験版のセーブデータは製品版に引き継ぐことができるそうです。
ゲームをスタートすると、オープニングデモが始まります。
主人公の「カガチ」の幼少期のお話が進んでいきます。
幼少期では、オートデモで、操作なくそのまま20年後に流れていきます。
デモでストーリーが淡々と進む感じで、個人的にはイマイチ感情移入ができません。
デモが終わると、ようやく実際の操作開始です。
主人公「カガチ」は、「鬼ビ人(おにびと)」という相棒を切り替えて戦います。
「鬼ビ人(おにびと)」ごとに武器や使える技やアクションが決まっており、「鬼ビ人(おにびと)」を切り替えることで、主人公の武器も変わります。
最初に使える「鬼ビ人(おにびと)」は刀を使う「アイシャ」というキャラクターです。
体験版の「ストーリーモード」では、「アイシャ(刀)」と「ザーフ(槍)」の2人が使えます。
「バトルモード」では、さらに「イザナ(鎌)」と「ウィル(斧)」の計4人が使えます。
フィールドマップを移動して、敵がいればそのまま攻撃を仕掛けます。
移動戦闘は移動マップと同じ画面でそのまま行います。
アクションRPGなので、戦闘はリアルタイムで進みます。
攻撃は、Yボタンの通常攻撃と、「鬼ビ人(おにびと)」ごとに用意された技を4種類までセットし、その技を使って攻撃を行います。
技は使うと技ごとにクールタイムが発生し、そのクールタイムがなくなると、再び同じ技を使えるようになります。
「アイシャ」が最初に持っている技は1つで「疾風剣」という技だけです。
戦闘を繰り返すと、主人公のレベルも上がります。
それとは別に、使っていた「鬼ビ人(おにびと)」も憑依が深まって「鬼魂(おにだま)」が入手できます。
「鬼魂(おにだま)」を使えば「技奥樹」というスキルツリーからスキルや技を解放することができます。
スキルの中には「鬼ビ人(おにびと)」との記憶の解放があり、それを解放すると「鬼ビ人(おにびと)」のストーリーを見ることもできます。
「鬼ビ人(おにびと)」自体もランクがあります。
また、「鬼ビ人(おにびと)」ごとに1つずつ異なるアクションがあり、「アイシャ」はダッシュ、「ザーフ」はジャンプができます。
同じ「鬼ビ人(おにびと)」を使い続けることで、同調率が上昇し、「鬼哭化」という状態になることができます。
持っている技が少ない間は、基本的には通常攻撃主体の戦闘になってきます。
ただ、技自体もボタンを押してから発動するまでにインターバルが存在しており、その間に敵から攻撃を受けると、技がキャンセルされたり、ダメージを受けたりするので、どの技も少々使いにくい感じでした。
「鬼ビ人(おにびと)」が4体、技も4つ使える「バトルモード」でもプレイしてみたのですが、技を4つ持ったとしても、技のクールタイムと、技が発動するまでのインターバルのおかげで、ほとんど通常攻撃で戦闘を行うことが多く、敵を倒すためにはボタンを連打するだけのゲームという感じで、戦闘自体もどことなく単調な感じで、イマイチ楽しめない感じでした。
また、「鬼ビ人(おにびと)」の切り替えにも少し時間がかかるので、戦闘しながら頻繁に「鬼ビ人(おにびと)」を切り替えつつ戦闘を行うことも少々難しい感じです。
道中他の敵よりも大きめの敵が出てきたりもします。
こちらもサイズが大きくなっただけで、通常のザコ敵とそれほど大差ない感じです。
大型の敵を倒すと、「幽リ世(かくりよ)」へ入ることができるゲートが出現します。
通常のフィールド「現シ世(うつしよ)」と、この「幽リ世(かくりよ)」を行き来しながらゲームを進めていきます。
「幽リ世(かくりよ)」に入ると、マップの色が暗めに変わります。
「幽リ世(かくりよ)」では、死者と遭遇することができます。
「現シ世(うつしよ)」と「幽リ世(かくりよ)」はマップの地形自体は同じで、「幽リ世(かくりよ)」にはワープゲートなどが存在しており、「現シ世(うつしよ)」でマップの先へ行けなくなった場合に、「幽リ世(かくりよ)」」のワープゲートで先へ移動することができたりします。
「幽リ世(かくりよ)」には宝箱も存在しています。
ただし、体験版の「ストーリーモード」では、中身は「癒し香」という回復薬ばかりでした。
ある程度進むと、ボス戦もありました。
「ストーリーモード」のボスは、攻撃もそれほど難しくなく、すんなりと突破することができました。
ボスとしては、イマイチ物足りなさを感じてしまいます。
フィールド同士の行き来は、マップ上で選択することで移動できます。
ゲームをある程度進めると体験版の「ストーリーモード」は終了となります。
その後、タイトルに戻ると「バトルモード」がプレイ可能となりました。
「バトルモード」では4体の「鬼ビ人(おにびと)」を使ったプレイが可能でした。
「バトルモード」も最後までプレイしてみましたが、最後のボス戦はかなり厳しいゲームでした。
厳しいというか、正直に言うと、かなり理不尽さを感じます。
ボス自体の攻撃が当たると、回避アクションがないため、連続でダメージを受け続けることになります。
さらに、ボスが出す小さな敵も、当たると連続でダメージを受け、さらに転かされてしまいます。
倒れている間は、回復することもできず、立ち上がるタイミングで、再び敵の攻撃を受け、なすすべなくある意味ハメに近い状態。
こちらが技を発動しようとしても、技のインターバルの間に敵の攻撃を受けて、技がキャンセルされてしまいます。
技はキャンセルされても、次に技が出せるまでにクールタイムが発生します。
フラストレーションだけが溜まる展開となり、何戦かリトライして、ようやく倒すことができました。
少しは期待してプレイしてみたのですが、実際に体験版を一通りプレイした印象としては、イマイチな感じでした。
戦闘時にペナルティなく使えるのは通常攻撃のみで、「鬼ビ人(おにびと)」ごとのアクションもイマイチなものが多い感じ。
技も隙が大きく使いづらいものばかりで、結果戦闘自体が単調で面白くありません。
ボス戦においては、ハメのような攻撃パターンのおかげでフラストレーションも溜まります。
アクションRPGなので、戦闘でのアクション部分の楽しみがかなり重要な要素なのですが、このゲームにおいてはそれがほとんど感じられませんでした。
さらにストーリーもかなり淡々と進み、「体験版」の限りでは起伏も少なく続きを見たいという気にはならず。
ゲーム中に出てくる言葉もイマイチ内容が分かりづらい感じの世界観。
例えば、他プレイヤーとのマルチプレイができれば、もしかしたらもう少し何らかの楽しみ方が生まれたかもしれませんが、ソロプレイのアクションRPGとしては、個人的にはかなり残念な出来と感じました。
体験版をプレイして、面白けば製品版を買ってみようかと思っていたのですが、個人的には面白さを感じることができず、このゲームに関しては購入は見合わせることにしました。
気になる方は、まずは現在ダウンロードできる体験版をプレイされてから検討されることをお勧めいたします。
個人的には、あまりオススメはできないかなぁと思っておりますが・・・