おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

SONY「DSC-HX90V」を買いました

先日、EOS KISS X7 のバッテリーを買いに行った際に、オマケで購入した新しいコンパクトデジカメ SONY「DSC-HX90V」。
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兼ねてから持ち歩き用のデジカメとして、コンパクトサイズで高倍率のデジカメが気になっていて、欲しいと思っておりました。
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持ち歩き用のデジカメとしてこれまで活躍中だったのが、SONYDSC-RX100」です。

購入した時は、明るレンズが欲しいという理由で、購入しました。
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確かに、室内での撮影の場合は、明るいレンズの方が使い勝手は良いし、背景のボケ味も明るいレンズの方がいいのですが・・・
1年以上持ち歩いた結果、最近では活躍の機会は少なくなっておりました。

普段持ち歩けば、頻繁に撮影をするようになるかなぁと思っていたら、自分の使い方としては言うほどスナップ写真を撮る事はないということに気付きました。

そして、ブログへアップする日常の写真撮り用として利用しておりましたが、ブログへアップすることまで考えると、撮影した後画像ファイルをPCへ移動させる一手間が面倒だなぁと感じるようになりました。
根っから面倒臭がりなんでしょうね。

それなら転送が楽で私が必要とそこそこの写真が撮れるiPhone で撮影した方が手間がかからずにいいかなぁということになり、ますます使わなくなって行きました。

そんな使い方の私でも、どうしても持っている iPhone では撮影できないようなものだけは、「DSC-RX100」を取り出して撮影しておりました。
それは、焦点距離が必要な写真を撮る場合です。

いくらスマートフォンのカメラが高性能になったと言っても、ほとんどのスマートフォン焦点距離は広角よりの単焦点
デジタルズームはありますが、それだと写真の画素数がかなり落ちてしまいます。

遠くの物を撮りたい時には、スマートフォンのカメラではさすがに役不足となります。

そういうものを撮影したい場合は、やはり持っているコンパクトデジカメの力が必要となります。


ところが、私が撮りたいと思う興味の対象はというと、ご存知の通り野鳥だったりします。

普段の町歩き中に出会う野鳥の姿を撮ろうと思っても、さすがに100mm程度のレンズしかない「DSC-RX100」ではあまり役には立ちませんでした。
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遭遇する頻度は、それほど高くはないのですが、現在の興味の対象が野鳥である以上、わずか100mmのレンズでは、なかなか姿を捕えることすら難しいのです。

そこで、気になっていたのが通常のコンパクトデジカメでありながら、レンズの焦点距離が長い高倍率コンデジです。

おそらく、撮影のしやすさだけで言えば、ネオ一眼と呼ばれる一眼レフモデルの高倍率デジカメの方が使いやすいと思います。

しかし、カバンの中に入れて、常に持ち歩くとなると、このタイプのカメラでは大きすぎます。

持ち歩きのことを考えつつ、高倍率なカメラとなると、今回の「DSC-HX90V」のようなタイプの、コンパクトデジカメであって、高倍率のレンズを持ったデジカメということになります。

で、最近では本当に欲しいと思っていたのは PanasonicDMC-TZ85」だったりします。

「DSC-HX90V」では撮れない RAW画像を残せたり、4Kフォトが撮れたり、タッチパネルがついていたり、空間認識AFのピント合わせが早かったり、フォーカスセレクトがあったり・・・
スペックだけを見れば、個人的に欲しいと思ったのは「DMC-TZ85」なのです。

しかし、なぜそちらを購入せずに「DSC-HX90V」にしたのかというと、「DSC-RX100」とほぼ同じ外観とサイズだったから。

店頭で触ってみて分かったのは、「DMC-TZ85」は、「DSC-HX90V」よりも少し大きいのです。
いや、サイズ感については、正直に言えば、それほど気にはなっておりませんでした。

本当の理由は・・・こっそりと買い替えてもバレないから外観が今持っている「DSC-RX100」の方が好きだから。
(さすがに、毎年のようにデジカメを買っていると、無駄遣いが過ぎると怒られてしまいそうで・・・)

あとは、たまたま立ち寄ったお店で、中古で売られていて、金額的には何とか手を出せる範囲かなぁというのもあります。

こっそりと「DSC-RX100」と交換して、持ち歩けば、パッと見た目だけでは気にならないレベルの違いかなぁと。

どれだけ似ているかというと、こんな感じです。

まずは正面から。
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左が「DSC-RX100」で、右が「DSC-HX90V」です。

次に後ろ。
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最後の上面から。
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上が「DSC-RX100」で、下が「DSC-HX90V」です。

いかがでしょうか、カメラに詳しい人でなければ、おそらくすり替わっていても、気付かないのではないでしょうか。

とりあえず、このデジカメを普段の持ち歩き用にして、使いこなしてみたいと考えております。

でも、もしそういった大人の事情がなければ、個人的にはSONY「DSC-HX90V」よりもPanasonicDMC-TZ85」の方を間違いなく買っていたなぁと今でも思っておりますが・・・

実際に使ってみました

昨日の大阪城野鳥探鳥の際に、実際にこの「DSC-HX90V」を持って行って、撮影をしてみました。
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いずれもビューファインダーを利用しての撮影です。
被写体はキビタキのオスです。
撮影場所は上から順に梅林、音楽堂西通路、市民の森です。
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センサーサイズが小さいので、ディテールはちょっと乱れている部分もあったり、全体的に白っぽく写ったりしておりますが、いずれも何の野鳥なのかは判別できる写真となっているのでおおむね大丈夫な感じです。

ただ、実際にビューファインダーを覗いている状態で、野鳥を探すのはなかなか難しいかなぁというのが正直な感想です。
というのも、左目で被写体を捕えつつ、右目はビューファインダーを覗くようにして撮影していたのですが、ビューファインダーの位置が実際に像を取込むレンズから大きくずれているように感じられ、どこを映しているのかがすぐに分かりづらいという感じでした。

さらには、後から少しマニュアルフォーカスで調整をする時に、フォーカスアシストをオンにしていると、ピント合わせのために像が拡大されて表示されるのですが、ビューファインダーを覗いている状態だと、フォーカスアシストで拡大されると、さらにどこが写っているのかが分かりづらく、手ぶれですぐに位置がずれて、ますます分からなくなってしまうという感じでした。

ビューファインダーをオンにして、最望遠で撮影する時には、フォーカスアシストをオフにしておかないとダメかもしれません。

ピントの合焦速度と精度については、撮影対象がキビタキのオスで、結構長く撮影に時間をかけれたのと、比較的周囲に枝が少ない状態の撮影だったので問題ないような感じでした。

ムシクイにも挑戦してみたのですが、ビューファインダーとの視界の差に慣れず、ちょこまかと動くムシクイの姿をフレーム内に捕えることができませんでした。
視野の差に慣れてくれば、もしかしたら撮ることも出来るのかもしれませんので、もう少し練習してみたいと思っております。

まぁ、普段の持ち歩き用として、いざという時に使うには十分ではないかと思います。