おきらく・ごくらく日記

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Google が新しいゲームプラットフォーム「STADIA」を発表

アメリカのサンフランシスコで開催中のゲーム開発者向け会議「Game Developers Conference 2019」にて Google が新しいゲームプラットフォーム「STADIA」を発表しました。
game.watch.impress.co.jp

ゲームプラットフォームと言いながらも、PlayStation4Nintendo Switchというようなゲーム機ではなく、クラウドゲームをプレイできるゲームのストリーミングサービスです。

[asin:B01NCXFWIZ:detail]

ただ、その発表を受けて、ソニー任天堂の株価は下がったそうです。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019032001206&g=ecowww.jiji.com

ゲーム機を製造して販売しているメーカーにとっては、多少なりとも影響を与えることは想像できます。
株価が下がってしまうのも仕方がないのかなぁと。



クラウドゲームなので、実際のゲーム内での処理は、サーバー側で行われ、ゲームをプレイする側はゲーム映像の受信とキー操作の送信ができれば良いので、プレイに専用のゲーム機などは必要ありません。
パソコンのブラウザやスマートフォン、さらにはもしかしたらテレビにもプレイできる機能が付加される可能性も考えられます。

それでいて、ゲームのサーバー側のスペックはというと、現在販売されているゲーム機よりも高いので、ゲーム専用機への影響はかなり大きいのではないかと思われます。

ただ、「STADIA」が普及すれば、現在販売されているゲーム機でも、「STADIA」が動くようになったりするのかなぁと。
ゲーム機独自のゲーム以外に、クラウドゲームの「STADIA」がプレイできれば、ユーザーにとってはより多くのゲームをプレイできるようになるので、ゲーム機が売れる要因にもなるのではと勝手に想像しております。
(もっとも、ゲームハードを販売しているメーカーが、それを良しとするかどうかは分かりませんが・・・)

あと、クラウドゲームなので、通常のゲームのようなアップデートファイルについても、ユーザー側でダウンロードする必要もありません。
常に最新のバージョンのゲームをプレイすることができるようになると思われます。

さらには、もしかしたら各種WEBサービスとの連携なども考えられるので、ゲームが今以上より身近になっていく可能性も考えられます。
WEBページの広告をクリックすると、すぐにその広告に表示されていたゲームがプレイできるようになるとか・・・
Youtube などのゲームプレイ動画を見た後、そのまま同じゲームがプレイできるようになるとか・・・
そういった使われ方もされていくのかなぁと。

ただし、クラウドゲームなので、通信環境は必須。
しかも、画面解像度は4K/60Pまで対応するとなると、データの通信速度はそこそこ必要になってくると思われます。

私も、いくつかクラウドゲームをプレイしましたが、通信速度が遅延すると、映像が乱れたり、操作にラグが発生したりすることもあるので、その辺が今後の課題になってくるのではないかと思われます。
ken-s.hateblo.jp

それでも、「STADIA」には期待してしまいます。
ローンチでは日本はサービス対象に入っておりませんが、

ただ、問題はその料金体系かなぁと。
恐らく「STADIA」を利用するには、月額課金といったサブスクリプションモデルになってくると思われます。
その場合、果たして利用料はいくらぐらいになるのかも気になるところです。

さらには、ゲームを供給するメーカー側も、最近では最新のDLCをプレイするための年間パスなどのオプション費用が必要なゲームが多く存在しております。
クラウドゲームの場合は、サーバー側にゲームのデータを保有する形となるので、DLCなども自動で追加される可能性があります。
そうすると、「STADIA」の利用料の他に、プレイするゲームごとの年間パスの費用も発生してくるのかなぁと。

あとは、据え置き型のゲーム機ではあまり存在しておりませんが、PCゲームなどではプレイヤーが個人て楽しむためにゲーム用のMODなどを導入して、カスタマイズできたりしますが、それもクラウドゲームの場合は難しいのかもしれません。
その代わりに、チートツールなどのゲームプレイを有利にするツールも適用しづらいと思うので、その点は利点かなぁと思います。

とりあえず、個人的には非常に興味があるので、今後の情報を追いかけようと思っております。

Google が今回こういったゲームのストリーミングサービスを開始するとなれば、もしかしたらAppleAmazon といった会社も、追従する可能性もあるのかなぁと。

そうなるとゲームストリーミングサービスが一気に普及して、いつでもどこでもリッチなゲームがプレイできるようになっていく社会がやってくるのかもと期待してしまいます。

個人的には今回の発表は、色んな空想や妄想が広がって、非常に楽しみな発表でした。

2019/3/25にApple が何か新しいサービスの発表をすると予告しておりますが、もしそれがクラウドゲームのサービスだとしたら、その妄想が現実に近づいて、かなり面白いことになるかなぁと秘かに思っていたりします。