おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

マミジロキビタキ・コサメビタキ・オオムシクイ・オオタカ(大阪城野鳥探鳥20210605 4:35-12:00)

本日の日の出時刻は4:45。
いつものように日の出前に大阪城へと向かいます。

西外堀を覗いた後、京橋口から飛騨の森へ。
飛騨の森へ入ると、先週よりもさらに静かで、いよいよ大阪城では野鳥の少なくなる季節に突入かと思い知らされます。

一応、上空ではツバメが3羽ほど飛び交っておりますが、他の野鳥の気配はなかなか感じられません。
それでもなんとか、枝の間を行き来するシジュウカラに混じって、ムシクイの姿を発見。
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ただし、撮影時点では鳴き声が全くしておらず、おそらくオオムシクイではないかという予想。

その後、飛騨の森でオオムシクイの鳴き声が聞こえましたが、この個体が鳴いていたのかは不明です。

メジロの姿も見られました。
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カワラヒワも2羽見かけました。
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エナガの群れとも遭遇しました。
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途中で少しはなれた場所からアオバトの声を聞いたので、探しに行ったのですが、声が聞こえた場所に近づくとすぐにアオバトらしき野鳥が飛んで行ってしまい、撮影することはできませんでした。

その後、梅林を回りますが、めぼしい野鳥の姿は見られず。

豊国神社へ移動すると、メジロがいました。
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配水池へ移動すると、少し離れた枝に野鳥の姿。
飛び方の雰囲気からしてスズメではないと感じ、カメラを向けるとコサメビタキでした。
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ただ、見つけた瞬間に数カット撮影しただけで、すぐに姿を見失ってしまいました。
今季はもう見られないかと思っていただけに、短い邂逅ではありましたが、結構嬉しかったりします。

探して見ましたが、見つかったのはコゲラだけでした。
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日本庭園へ移動すると、アオサギがいました。
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このアオサギも見つけて数枚撮影すると、すぐに灯篭の上の枝に飛び上がって止まったかと思うと、そのまま飛び去ってしまいました。

どうやら今日は野鳥たちはゆっくりと撮影せてくれないようです。

その後、桜広場へ移動して野鳥を探すもめぼしい野鳥の姿はなし。
それでも何かいないかと見回していると、バーダーのU君と出会って立ち話。
blog.goo.ne.jp

彼は普段は私と同じカメラ「Canon EOS 90D」を持ち歩いているのですが、今日はその前に使っていたニコンコンデジで探鳥中。
季節的に渡りも終わりなので、軽いカメラと双眼鏡だけで回っているのだとか。

私もかねてから梅雨から夏の間は、機材を軽くして回りたいと思っており、できれば防塵防滴機能がついた高倍率のコンデジを入手して、それで回れれば楽かなぁという感じの無駄話を交わしておりました。

そんな会話の最中に、耳に入ってきたのが野鳥の声。
声を聞く感じでは、キビタキのように思えます。
今日はキビタキを一度も見ていないので、U君と会話を中断し、二人でその声の主を探すことに。

梅林との境目の雑木林の葉と枝が多い茂みの中で、声はするのですがなかなかその姿を見ることができません。
声がしたところを目を凝らして動きを追おうとしても、次の瞬間には少し離れた場所から声がします。
立っている場所よりも奥の方を結構な広範囲で移動しているようでした。

それでも、いつかは姿が見えるだろうと声を追い続けていると、ようやくその姿を一瞬確認できました。
見た感じではキビタキのオスです。
しかし、なんとなく違和感が拭えない感じ。

そして、次に見える位置に出てきた瞬間に、姿を確認すると同時になんとかカメラを向けて撮影します。
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手前の葉にピントが奪われておりますが、カメラの液晶画面を拡大して姿を確認すると、キビタキのオスですが眉斑が白いことがなんとなくわかります。
等倍でトリミングしたものはこちらになります。
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この写真だけだと、白い眉班の部分が、光の反射にも見えてしまいますが、肉眼で姿を確認した限りではマミジロキビタキのオスで間違いはないかと。

ただ、茂みの中で移動範囲も広く、かなり手強いので2人だけで確実な姿を撮影するのは厳しそう。
とりあえず、今日探鳥中に出会った知人にもその情報を伝え、応援してもらうことに。
10分もすると、10人ぐらいのバーダーが集まって、全員で姿を追いかけます。

少し暗い茂みの中を移動するため、姿を見ることはかなり難しいのですが、鳴き声だけは発してくれるので、この辺にいるという位置の特定だけはできておりました。
しかし、一気に移動されると、時折声が聞き取れなくなることもあり、捜索は難航しました。
最初に見つけた時には、桜広場と梅林の境目の雑木林の間を移動していたのですが、そのうちに元ヘリポートの方へと移動し、元射撃場の近くの茂みにまでその行動範囲を広げておりました。
で、先ほどのピンボケ写真を撮影してから、およそ1時間ぐらい後に、ようやく少しはましな姿を撮影することができました。
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こちらも少し距離があり、ピントがぴったり合っているわけではありませんが、先ほどよりはマミジロキビタキのオスであることが判別できる写真となっております。

一応、等倍でトリミングしたものがこちらです。
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先週は飛騨の森でマミジロキビタキのメスを撮影できて驚いておりましたが、まさか今週も2週続けてマミジロキビタキ、しかも先週とは違ってオスまで撮影できるとは想像もしておりませんでした。

今季の渡りは全体的に個体数も例年より少なくて低調な印象を抱いておりましたが、まさかここにきて珍鳥に2週続けて遭遇できるとは思っても見ませんでした。

とりあえず、なんとか撮影できたので、私はそのまま次のエリアへと移動しました。

音楽堂西通路ではメジロと遭遇しました。
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沖縄復帰の森へ入って探鳥していると、再び先ほどと同じくキビタキのような声が聞こえてきます。
しかも、動きというか、行動範囲もかなり広く、沖縄復帰の森で声がしたかと思うと、次の瞬間には音楽堂西通路の方で声が聞こえます。
姿を確認しようと声を頼りに動き回りますが、1人では姿を見つけることもできず。
そのうち声が聞こえなくなってしまいました。

さすがに、マミジロキビタキが同時に2羽も入るとは思えませんので、おそらくキビタキだったのかなぁと。

その後、市民の森へ移動すると、コゲラがいました。
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市民の森での探鳥を終えて、再び自転車を止めている沖縄復帰の森へ戻ると、知人と遭遇。
聞けば、その後マミジロキビタキの声が1時間ほど前から聞こえなくなって、行方しれずとのことでした。

1時間ほど前といえば、私が沖縄復帰の森と音楽堂西通路で鳴き声に翻弄されていた時間とほぼ一致します。
ということは、マミジロキビタキは元ヘリポートから離れ、元射撃場を経由するなどして沖縄復帰の森へ入っていたのかもしれません。
ただ、私自身も姿を確認できていないので、断定することはできませんが。

その後、人工川と教育塔を回りましたがめぼしい野鳥の姿は見られず。

最後に南外堀を確認すると、対岸でカラスが数羽騒いでいることが確認できました。
もしかしたらとカメラの望遠で対岸の木を確認していくと、オオタカの姿を発見しました。
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こちらも距離が離れているので、等倍サイズでトリミングしてみるとこんな感じです。
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オオタカと出会うのはかなり久しぶりなので、結構嬉しかったりします。

その後西外堀へ戻り、本日の探鳥は終了です。

6月に入ったので、春の渡りも終わりに近いので、全体的な野鳥の個体数はかなり減ってきております。
例年のことを考えれば、あまり期待できない時期なのですが、まさか2週続けて大阪城では珍鳥であるマミジロキビタキと遭遇できるとは僥倖でした。

そして、久しぶりのオオタカも個人的には嬉しい出会いでした。


西外堀

飛騨の森

北外堀

  • カワウ

内堀

梅林

豊国神社

修道館

配水池

日本庭園

桜広場

音楽堂西通路

沖縄復帰の森

市民の森 10:50-11:30

南外堀

人工川

教育塔

西外堀

  • カワウ