本日は朝から車で息子を学校へ送り、そのまま車をコインパーキングに止めて、久しぶりに淀川河川敷へ野鳥探鳥へ行ってきました。
久しぶりの淀川ですが、風がかなり強くて、今日は野鳥が見つけにくくなりそうな予感。
まず最初に水面を見渡すとオオバン。
アオクビアヒル。
カルガモ。
ヒドリガモのメス。
木の上で鳴いていたのはツグミ。
ハクセキレイも数羽飛び回っておりました。
ジョウビタキのオスもいました。
高校裏の葦原には、風が強くて、野鳥の声を聞く事もできず、気配も感じれませんでした。
葦原の裏に回ると、アオサギがいました。
茂みの間からエンベリザの鳴き声は聞こえるのですが、なかなか姿を見つけることができませんでした。
何とか、姿を見せてくれたのはホオジロのメス。
声を聞いていた時は、アオジだと思っていたのですが、見れたのはホオジロでした。
声だけで判断するのは、やはりダメですね。
ここでも、ジョウビタキのオスがいました。
その後、歩いていると、茂みの中から「フィッフィッ」というか細い鳴き声。
声に聞き覚えはあるのですが、すぐに何だったかを思い出せず。
見える所にでてきてくれないかなぁと思っていたら、出てきてくれました。
今季初のベニマシコのメスです。
声を聞く限りでは、数羽いたのですが、見れたのはこの個体のみでした。
そして、地面を移動しながら、餌を探してくわえていたのは、ホオジロのメス。
その後移動して、草をくわえていたりしました。
お食事中だったようなので、早々に立ち去ることにしました。
水路わきを通って赤川鉄橋の方へ移動中に、モズに遭遇。
水路のすぐ横の芝生の上で、30羽以上のヒドリガモが地面をほじっておりました。
ジョウビタキのメスもいましたが、枝が邪魔してきれいには撮れませんでした。
上空を飛ぶ猛禽のような野鳥の姿を見たのですが、逆光で暗いシルエットでしか見れず、何だったのかは分かりませんでした。
赤川鉄橋ワンドの入り口に到着しても、風の音で野鳥の声が聞こえず。
さらには、入り口付近の土手は草刈り中だったので、今日はこのポイントはダメかと早々にワンド内へ。
ワンド内から川を見ると、カワウが集団で止まっておりました。
さながら「カワウの成る木」といった感じですね。
ワンド内を移動していると、またもやエンベリザの声。
この声はアオジとは違う感じ。
姿を探すと・・・ホオジロでした。
今回は、ホオジロのオスです。
ワンドから川を望むと、遠くにカンムリカイツブリの姿。
私にとっては今季初見で2羽ほど確認できましたが、まだ少ないですね。
もう少し寒くなると、去年のようにもっと多くなって来るのでしょうか。
あくびをするホシハジロのメスの姿も。
そして、再び茂みの中でフィッフィッ」というか細い鳴き声。
いました、ベニマシコです。
撮影した時は、メスが飛んでくれたので、そちらばかりに目が行ってしまっておりましたが、後から写真を見ると、オスもいたんですね。
右の方に・・・ピントは合ってませんが・・・
オスに気づいていたら、オスにピントを合わせていたと思いますが・・・失敗しました。
ついつい、動く方に気を取られてしまい、オスを完全に見落としておりました。
結構抜けている所に止まっていたのに・・・残念です。
メスの方は飛んだ後も、追えたので、正面からの写真も撮れました。
ジョウビタキのオスがさらに1羽いました。
ダイサギもいました。
コガモもいます。
再び上空を飛ぶ猛禽の姿を発見。何とか撮影してみました。
これは・・・トビ? にしては虹彩が黄色だから違うっぽい。
マダラチュウヒ? にしては、翼指の数が6本もあります。
するとあまり自信はありませんが・・・オオタカの亜種ではないのかなぁと。
この後カラスのモビングを受けて、どこかへと飛び去ってしまいました。
とりあえず、ピントが合っていない写真も載せてみました。
もっとスペックの高いカメラなら、ピントも合い続けてくれるのかもしれませんが、私のカメラではこの辺が限界でした。
飛びもの撮影の際は、マニュアル操作を使ってでもピントを合わせ続けるようにもっと精進しないとダメかもしれません。
再び水面に目を戻すと、バンとオオバンが。
さらに進むと、シロハラもいました。
写真では顔が隠れてしまっておりますが・・・
高校裏まで戻って来ると、水路を行くヒドリガモの群れに遭遇。
私とすれ違う際に、数羽が警戒を呼びかけるためか、「フィーヨ」と大きな声で鳴いておりました。
高校裏の葦原に何かいないかと探していると、上空でホバリングしている野鳥を発見。
ホバリングする野鳥といえば・・・やはりチョウゲンボウでした。
どこかにいる獲物を探しているのかと思ったら、葦原の端に突然ダイブ。
私の10メートルほど先に下りてきました。
ダイブで近づいてきた時に慌てて撮影したつもりが、すでにチョウゲンボウはフレームの外でした。
先週も遭遇したハイタカといい、やはり、猛禽類は捕食の時の動きは素早い。
ken-s.hateblo.jp
その後、捕まえた何かを持って、そのまま上空へと飛び立ちました。
せっかく近くまで下りて来てくれたのに、キレイに写真が撮れなかったことが悔やまれます。
あきらめて再び葦原に目も向け、探鳥を開始すると、再びチョウゲンボウが上空でホバリングを開始。
どうやら、獲物はそれほどお腹を満たす事ができなかったようです。
今度こそはと待ち構えていると、今度はかなり離れた位置にダイブ。
何か捕まえたのかと少し近づこうとしたら、すぐに飛び上がってしまいました。
今回も撮影に失敗。
さすがにどこか別の場所へ飛び去るかなぁと思っていたら・・・芝生の真ん中にある看板の上に止まりました。
少し距離がありますが、もしかしたら、もう少し近い位置から撮影できたりするかも・・・
幸い、周囲にはカラスの姿もないようなので、追いかけられて飛び立つこともなさそうです。
少しずつ近づいては撮影、近づいては撮影を繰り返してみます。
第一歩!
動いてませんよー・・・と心の中で話しかけつつ・・・
そんな気持ちでさらに近づき続け、できれば前から撮影したいと回り込み、最終的にはこんなところまで近づかせてくれました。
首をかしげる仕草が可愛らしいですね。
距離にすると、7mぐらいではないかなぁと思います。
ここまで近づくことを許してくれたチョウゲンボウに感謝。
この状態で1分ぐらいは撮影させてくれていて、途中で動画も撮れました。
youtu.be
その後、何か獲物を見つけたのか、近くの芝生に滑空して移動。
そして、飛び立つと、そのまま姿が見えなくなりました。
まさか野生のチョウゲンボウにここまで近づくことができるとは、思ってもみませんでした・・・
人が近づいても平気だったので、もしかして、誰かに飼われていた個体だったとか?
いずれにしても、近くで見たチョウゲンボウは可愛かったなぁと。
オッサンですが、年甲斐も無く胸キュンという言葉がピッタリの出来事でした。
その後、帰るために土手を上っていると、枯れ草の中からエンベリザの声。
何かいるのかなぁと探してみたら・・・ホオアカがいました。
今季初のホオアカです。
ベニマシコにも遭え、オオタカ?も見れ、ホオジロ・ホオアカも見れて嬉しかったのですが、今日一番の喜びはやはり、チョウゲンボウをかなり近い位置で見れたことです。
淀川は最近あまり来れてませんでしたが、こういうことがあるので、たまにはまた来たいですね。
本日の写真は以下からご覧いただけます。
大阪淀川探鳥(2015/12/5) | Flickr