おきらく・ごくらく日記

野鳥とゲームとデジタルガジェットの日々

PS4「Bloodborne」をプレイしたものの途中でプレイを断念

フロムソフトウェアから今年PS4などで「ELDEN RING」というゲームが発売される予定。

個人的には非常に気になっているゲームではあるのですが、制作しているのがフロムソフトウェアというところで、不安もあります。

個人的には、フロムソフトウェアが制作したゲームのシリーズでは「アーマードコア」シリーズが好きでした。

新しいシリーズタイトルが発売されれば、ハードを持っていれば結構な頻度で購入してプレイして、一応ソロプレイについてはクリアもしておりました。
ところが、最後にプレイした「アーマードコアV」で操作感が大きく変わってしまったため、プレイの楽しさが薄くなり、途中でゲームプレイを断念。もし次回作がこの流れのままだとすると、こちらもプレイしないかもしれません。

それ以外のフロムソフトウェアのゲームは、個人的には難易度が高くて、途中で挫折したゲームばかりでいまいち印象が良くありません。
ken-s.hateblo.jp

もしかしたら、フロムフトウェアが制作したゲームでも、私が挫折せずにプレイできるゲームがあるかもしれないということで、「ELDEN RING」の予習も兼ねて「Bloodborne」をプレイしてみることにしました。

発売元はソニーですが、制作はフロムソフトウェアということで、多少は難易度が緩まっているのではないかという淡い期待も込めてプレイしてみましたが・・・
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実際にプレイしたところ、難易度が高いというよりも、かなり理不尽さを感じるゲームで、さらに進める上でも同じところを何度もやらないといけないという作業感が多く、あまり楽しむことができませんでした。

世間での評価はそれなりに高いようですので、肌に合う人にとっては、面白いのかもしれませんが、個人的にはこのゲームを頑張って先に進めるよりは、他のゲームをプレイした方が良いかなぁという印象です。

ということで、今回もフロムソフトウェア制作のゲームを途中で放棄することになりました。

とりあえず、プレイしたので、個人的な感想をまとめておきます。
いつものようにネタバレも含まれている可能性があるので、そういうのが嫌いな方は先へ進まないことをお勧めします。


概要

19世紀のヴィクトリア時代の建築物が立ち並ぶ街「ヤーナム」を舞台にした、アクションRPGです。
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武器ごとに異なるアクション(間合い・モーション時間)が用意され、その武器も1つの武器で2つの形態に切り替えることができるため、さまざまな戦い方が可能となっております。
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左手に装備できる武器には、銃や松明、盾などがあり、それらと組み合わせることで、プレイヤーごとに自分に合った戦い方を試行することができます。
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また、今作では敵からダメージを受けても、すぐに反撃することで受けたダメージの一部を回復することができる「リゲイン」というシステムも採用されております。
冒険の途中で倒されると、「血の遺志」と呼ばれるこのゲームでの経験値兼お金を失い、復活ポイントから再スタートとなります。
倒された場所まで再度死なずに到達し、自分を倒した敵にリベンジできれば、失った「血の遺志」を取り戻すことができます。(場合によっては、倒れたその場にドロップされていることもあります)
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「狩人の夢」というエリア(世界?)に入ることで、新しい武器の購入や装備の強化、レベルアップなどを行うことが可能です。
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ただし、「狩人の夢」から元の世界に戻ってくると、それまでに倒した敵はボスを除いてすべて復活しております。

感想

ゲーム開始直後に見た目などのキャラクターメイキングが可能で、キャラクターのステータスについても設定ができます。
ところが、このキャラクターのステータス設定において、選んだものによってはいきなりプレイ継続を挫折してしまうほど重要な選択肢となっております。
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ゲームを開始してから、最初のボスを倒すまでは、プレイヤーはレベルアップさせることができません。
そのため、最初のキャラクター作成で設定したステータスの状態で、最初のボスを倒す必要があります。
一応武器については、強化することは可能なようですが、武器を強化してもステータス・・・特に体力が少ないと、難易度が非常に高くなってきます。
私は最初に作成したキャラクターで、この選択肢を間違ってしまい、最初のボスに到達する手前に出現する狼男のような敵2体との戦闘で詰んでしまいました。
何度プレイしても、そこから先へ行くことができず、その時点でゲームを投げそうになったほどです。
しかし、調べてみたところ、当ゲームでは体力が最重要なパラメータということが判明し、体力が多い設定でプレイをリスタート。
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すると、何度も負け続けた狼男2体との戦闘をクリアし、その先の最初のボスは初見で撃破することができました。
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このゲームをプレイする場合は、最初は必ず体力を多めに設定されることをお勧めいたします。

ゲーム自体は他のフロムソフトウェアのゲーム同様に、敵が非常に強く何度も死亡します。
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個人的には、強いというよりも、かなり理不尽さを感じます。

マップ上に何度も出現するザコ敵でも非常に理不尽で、こちらの攻撃速度よりも明らかに早い速度や、遠いリーチから攻撃をしてきます。
こちらが先に攻撃モーションに入っていても、向こうの攻撃の方が先にヒットしてしまうことがあったりもします。
こちらの攻撃モーション中に敵の攻撃がヒットすると、こちらの攻撃はキャンセルされます。
ところが、敵の攻撃モーション中にこちらの速い攻撃(弱めの攻撃)がヒットしても、キャンセルされないことが多いので、なんだかなぁという感想しか持てませんでした。
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さらには、敵と正対していても、こちらの攻撃が失敗する(空振りする)こともあります。
敵の攻撃の方がヒット範囲が広いのか、追尾性能が高いのかはわかりませんがよく当たり、こちらの攻撃は空振りになることが多い印象でした。
一応、特定の敵をターゲティングできるのですが、ターゲティングすると、カメラ位置が自動で移動するので、周囲の状況が把握できなくなることが多々発生します。
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そんな1体ずつでも手こずる敵が、このゲームの随所で1対多の状況で戦わされます。
そのため、1体目の攻撃の隙をついてこちらが攻撃をしようとすると、他の敵からの攻撃を受けてしまうという状況が多々発生します。
場合によっては、平気でハメ攻撃をしてくるので、あっという間に体力を削られて死亡するということが頻繁に発生します。
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この状況は、レベルを上げてステータスを強化しても発生するため、油断しているとあっという間にボコられてしまうので、ザコ敵と戦う時でもかなりのフラストレーションが溜まります。

そして極め付けは、プレイヤーの視界から見えない位置に隠れていて、プレイヤーが近づくと突然攻撃してくるいやらしい敵も多数出現するので、制作者の悪意すら感じます。

さらには、倒されると、復活ポイント(狩人の夢への入り口)から再出発となるのですが、再出発する際には道中のザコ敵は全て復活しており、再び同じ道のりで同じ敵と戦う必要があります。
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プレイヤーのレベルアップや、装備の強化・購入を行うには、「狩人の夢」と呼ばれるエリアへ入る必要がありますが、この「狩人の夢」に入って、再び元のフィールドに戻った時にも、全てのザコ敵が復活するので、フィールド上にいる同じ敵と何度も戦うことになります。
一応、マップ上にはいくつかのポイント(「狩人の夢」への入り口)があるので、それらを発見していけば、ファストトラベルでその先へ飛ぶことができます。
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その結果、同じ場所を通らなくても良くなるのですが、倒されるとそこまでに取得していた「血の遺志」を全て失ってしまうこともあり、ついつい新しいポイントへ到達する前に、こまめに戻ってレベルアップせざるを得なくなっております。
そうすると、再び道中のザコ敵が復活するため、何度も同じルートをたどり、同じ敵と戦う必要が発生してしまうため、非常に作業感を強く感じてしまいます。

ザコ敵を倒すことが障害を排除するという目的以外のもの・・・例えば、装備に特殊な能力を付与するアイテムなどをランダムでドロップするとか・・・同じて敵でも、何度でもプレイしたいと思わせる工夫があれば、その目的に向けて多少はモチベーションが上がったかもしれません。

それにこのゲームは、レベルが1つ上がっても、ゲームのプレイ感覚はさほど変わらず、プレイヤーキャラの強さとしてはそれほど上がった感覚がないため、なんども同じ敵を倒す苦労をして「血の遺志」を貯めてレベルアップした割には、それに見合う強さとなっていないようにも感じました。
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しかも、作業感といいつつも敵の理不尽さは常に存在しているため、少しでも油断しようものならあっという間に倒されてしまいます。
そのため、常に緊張感を持った状態で何度も同じ作業を繰り返させられるというゲームになっております。

個人的にはとりあえずボスを7体ほどは倒したのですが、何度も同じルートの敵を倒さないといけないという緊張感を持った作業が嫌になってしまいました。

ただ、死亡してから再スタートするまでのロード時間は我が家の環境(SSD換装済みPlaystation4 Pro)で20秒ほどなので、死んですぐにリトライできるという点でのストレスはあまりありませんでした。

一応、何度もプレイすることで、レベル及びステータスを上げることができ、それを繰り返すことで先へは進めるようになっているので、この作業を乗り越えることができれば、これまでに戦ったボス自体はそこまで理不尽とは感じませんでしたので、ゲームをクリアすることはできるのかもしれません。
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しかし、現時点ではこの作業をさらに繰り返すだけのモチベーションも根気も湧かなくなったため、ゲームを途中であきらめることにいたしました。

リトライまでの時間が短いので、今後、かなりのヒマができて、再度モチベーションが維持できれば、引き続きプレイを再開する可能性もあるかもしれません。